バレーボールのオーバーハンドパスのコツと練習方法

バレーボールのオーバーハンドパスは、試合でよく使用される重要な技術の一つです。

正確なオーバーハンドパスをマスターすることは、チームの攻撃をスムーズにつなげるために欠かせません。

 

特に、トスを上げるセッターはたいていオーバーでアタックを打ちやすいボールを正確にアタッカーに運ばなければならないので

セッターのオーバーハンドトス(オーバーハンドパス)の技術向上は不可欠!

 

 

もっとバレーが上手くなりたいアナタに向けて

今回は、バレーボールのオーバーハンドパスのコツを紹介します。

 

バレーボールのオーバーハンドパスのコツ

 

1. 正しい姿勢を取る

  • 足は肩幅程度に開き、膝は軽く曲げます。この安定した姿勢が、パスの正確性とパワーの基礎となります。
  • 体重は前足にややかけ、ボールが来た方向に体を向けます。これにより、ボールを正面から受け止めやすくなります。

 

2. 手の位置と形

  • 両手は顔の前で合わせ、親指と人差し指で三角を作ります。この「三角の窓」を通してボールを見ることができます。
  • 残りの指もボールを支えるように広げ、手のひらではなく指の腹でボールを押し出すイメージを持ちます。

 

3. ボールの受け方と送り出し方

  • ボールに触れる瞬間、腕は伸ばした状態で、肘は固定しすぎずに柔軟に保ちます。
  • パスを放つ際は、腕を使うだけでなく、膝から伸び上がるようにして全身を使いましょう。これにより、力を加えやすくなります。
  • ボールを送り出す方向と高さを意識して、目的の場所に正確に届けることが重要です。

 

4. 練習による改善

  • オーバーハンドパスは、練習によって大きく改善されます。壁打ちやパートナーとのトス交換など、反復練習を行うことが重要です。
  • 自分のパスがどのように飛んでいるかを観察し、必要に応じて手の形や力の加え方を調整しましょう。

 

5. コミュニケーションとポジショニング

  • チームメイトとのコミュニケーションを大切にし、どこにパスを送るかを明確に伝えましょう。
  • パスを受ける準備ができている位置に移動することも、効果的なオーバーハンドパスには欠かせません。

 

オーバーハンドパスのスキルを磨くことは、バレーボールのプレイを向上させるために非常に重要です。

基本に忠実に、そして繰り返し練習することで、あなたも高いレベルのパフォーマンスを目指すことができるでしょう。

 

 

オーバーハンドパスが苦手・・・という人にアドバイス

 

オーバーハンドパスが苦手な人は、

試合の時だけアンダーハンドパスでボールを上げるという選択肢も考えるべきかと思います。

※セッターの人はオーバーで上げるべきですが、オーバーハンドパスが苦手な人はそもそもセッターのポジションから外してもらうべきです

 

練習で使い物にならない技術を本番で使ってはいけません

練習のときは積極的にオーバーハンドパスを練習して、苦手を克服していくことはもちろん重要ですが

克服できるまでは、オーバーでパスするのは避けてアンダーで確実にボールを返すことを覚えましょう

 

スポーツをしている人にとっては、逃げることになると考える人もいるかもしれませんが

これは逃げではありませんし、もしこれが逃げだとしても、試合に勝つことを真っ先に優先すべきです

 

 

オーバーハンドパスの練習方法

 

苦手なことを苦手なまま放置していては一向に上手くなりません

バレーボールのオーバーハンドパスは、ゲームの流れをスムーズにするために不可欠なスキルです

このスキルを磨くためには、効果的な練習方法を知り、継続して取り組むことが重要です

 

続いて、バレーのオーバーハンドパスの練習方法を紹介します

 

1. 壁打ち練習

  • 目的: 基本的なパスの感覚を身につける。
  • 方法: 壁に向かって立ち、ボールを壁に向かってオーバーハンドパスで投げ、跳ね返ってきたボールを再びパスする。距離や力加減を変えてみることで、さまざまなパスに対応する感覚を養う。

 

2. パートナーとのトス交換

  • 目的: 正確性とコントロールを向上させる。
  • 方法: パートナーと向かい合い、お互いにオーバーハンドパスを使ってボールを交換する。距離を徐々に広げていくことで、力加減と方向性のコントロールを学ぶ。

 

3. ターゲット練習

  • 目的: 狙った場所へのパスの精度を高める。
  • 方法: コート上にターゲット(コーン、マットなど)を設置し、そこを狙ってオーバーハンドパスを行う。様々な位置からターゲットを狙って練習することで、実戦での精度を高める。

 

4. ムービングパス練習

  • 目的: 動きながらのパスの安定性を向上させる。
  • 方法: パートナーと一緒に、片方がボールを持ちながらランダムに動き、もう片方がその動きに合わせてオーバーハンドパスでボールを返す。この練習は、試合中の動きに近い状況を作り出し、実際のプレイに役立つ。

 

5. パス&ムーブ練習

  • 目的: パス後のポジショニングと動きを改善する。
  • 方法: パスをした後、すぐに別の位置に移動し、再びパスを受ける。この練習では、パスの正確性だけでなく、パス後の移動やポジショニングの重要性にも焦点を当てる。

 

6. ゲーム形式練習

  • 目的: 実戦に近い形でのスキルの適用を目指す。
  • 方法: 実際のゲーム形式で練習を行い、オーバーハンドパスを積極的に使う。この練習では、ストレスや疲労の中でのパフォーマンスを向上させることができる。

 

7. ビデオ分析

  • 目的: 自分のパスのフォームを改善する。
  • 方法: 練習や試合のビデオを撮影し、後で見返してフォームを確認する

 

 

バレーボールのパス技術の向上方法はいろいろありますが

普段から「上手くなろう」と意識することが最も重要です

 

 

 

オーバーハンドパスの自主練習

 

オーバーハンドパスの自主練習の方法として、有名なものに「直上トス」という一人でパスを上げる方法があります

 

直上パスのやり方は、一人で真上にボールを上げるだけで

連続して、ポンポンポン・・・と上げ続けます

 

アンダーハンドパスでもオーバーハンドパスでも直上パスの自主練習はできますが

直上パスで練習を行うときは、自分の姿勢や手の形がしっかり整っているか?フォームを確認して行うのが効率よく上達するコツです

 

 

 

終わりに、オーバーハンドパスの重要性

 

バレーボールにおけるオーバーハンドパスは、試合の流れをコントロールし、攻撃の機会を作り出す上で非常に重要な技術です。

その重要性を詳しく説明すると、以下のような点が挙げられます。

 

1. 攻撃の基盤を築く

オーバーハンドパスは、サーブレシーブやディグ(防御)の際に使用され、攻撃の第一歩となるセットアップを行います。

正確なパスがセッターへ渡ることで、効果的な攻撃の機会が生まれます。

 

2. プレイの流れをスムーズにする

試合中、ボールは常に動いており、プレイヤーは素早く反応して対応する必要があります。

オーバーハンドパスを正確に行うことで、チームは流れを保ちやすくなり、相手に対する圧力を維持できます。

 

3. チーム戦術の多様性を高める

オーバーハンドパスのスキルが高いチームは、より複雑で効果的な戦術を展開することができます。

正確なパスは、セッターが多様な攻撃オプションを選択しやすくし、相手の防御を翻弄します。

 

4. ディフェンスの強化

オーバーハンドパスはディフェンス面でも重要です。

強力な攻撃を受け止め、有利なカウンターアタックへとつなげるためには、精度の高いオーバーハンドパスが必要です。

 

5. チームの自信と結束を高める

連続した成功したパスは、チームのモラルを高め、選手間の信頼感を深めます。

これは精神的な面でチームにとって大きな利点となり、特に接戦の際に重要です。

 

6. ポイント獲得のチャンスを増やす

オーバーハンドパスが上手いチームは、攻撃のチャンスをより多く作り出すことができ、結果としてポイントを獲得しやすくなります。

逆に、パスミスは相手に簡単な得点機会を与えてしまうことがあります。

 

7. ゲームコントロール

オーバーハンドパスを通じて、ゲームのテンポやリズムをコントロールすることができます。

チームが求める速度でプレイを進めるためには、この技術が不可欠です。

 

オーバーハンドパスはバレーボールの基本中の基本であり、この技術を磨くことは、個人のパフォーマンスはもちろん、チーム全体の成功に直結します

そのため、あらゆるレベルのプレイヤーにとって、このスキルの習得と向上は常に優先事項であるべきです

 

ぜひとも上手くなってくださいね!

 

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