バレーボールのポジションの決め方を解説

中学生や高校生のバレー部の監督は必見かもしれません

 

今回は、バレーボールのポジションの決め方について解説したいと思います

 

バレーはどのポジションも重要な役割を担っており、上手い下手でポジションを決めるのは難しいです

でも、一つだけ・・・バレーのポジションを決める要因で誰が見ても、はっきりわかることがあります

それが、身長(体格)です

 

攻撃時のアタッカーは背が高い選手にやらせたほうが明らかに良いですし

守備専門のリベロは、反対に背が低い選手にやらせたほうが上手くいきます

ブロックする事が多いセンター(真ん中、ミドルブロッカー)の選手も背が高いほうが良いです

 

また、バレーボール技術で判断するならば

一番上手い人は一番ボールに触る回数が多い、セッターのポジションに入れるとチームの安定した勝利に繋がります

 

 

そういったことを前提にしておいて、記事を見ていってください

 

 

バレーボールのポジションの決め方

 

バレーボールはチームスポーツの中でも特にポジションの役割が重要なスポーツの一つです。

各ポジションには独自のスキルセットと責任があり、選手の能力とチーム戦略に基づいてポジションを決定することが成功への鍵となります。

ここでは、バレーボールのポジションの決め方について概説します。

 

バレーのポジションの一覧

 

バレーボールでは主に次のポジションがあります。

 

  • セッター: チームのオーケストレーターで、攻撃のセットアップを担当します。
  • アウトサイドヒッター/レフトサイドアタッカー: 多くの攻撃を担う全方位プレーヤーです。
  • オポジットヒッター: 主に右サイドからの攻撃を担当し、強力な攻撃力を持つ選手がこのポジションに就きます。
  • ミドルブロッカー: ネット前でのブロックを主な任務とし、速攻も得意とします。
  • リベロ: 守備専門のポジションで、サーブレシーブやディグに優れた選手が就きます。

 

ポジションの決め方

  1. 選手のスキルセットと能力の評価: 選手の技術、身体能力、ゲーム理解度を評価します。例えば、良いトス技術を持つ選手はセッターに、強力な攻撃能力を持つ選手はヒッターポジション(アタッカー)に適しているかもしれません。

  2. 身体的特徴の考慮: 身長が高い選手はミドルブロッカーに適している場合が多く、反射神経と機動力がある選手はリベロやディフェンスに向いています。

  3. チーム戦略とバランス: チームの全体戦略に合わせてポジションを決定します。バランスの良い配置を考え、攻撃と守備の両方で効果的に機能するチーム構成を目指します。

  4. 選手の適応性と成長潜在能力: 特定のポジションに必要なスキルを磨く潜在能力がある選手を見極めることも重要です。選手が成長し、スキルを習得することで、ポジションに対する適応性が高まります。

  5. コミュニケーションとチームワーク: 特にセッターやリベロのようなコミュニケーションが重要なポジションでは、チームメイトとの連携をスムーズに行えるかどうかが選考基準になります。

 

バレーボールのポジション決めは、単に選手の個々の能力を最大限に活かすだけでなく、チーム全体として最高のパフォーマンスを発揮するための戦略的なプロセスです。

 

 

それぞれのポジションに向いている人(性格など)

 

レフトポジションに適した選手は、バレーボールのすべての技術をバランスよくこなすことができる多才な選手です。

彼らは攻撃だけでなく、守備面でも重要な役割を果たします。

特にスパイク、ブロック、サーブレシーブといった幅広いスキルセットが要求され、試合の流れを変える重要な一打を任されることも多いため、精神的な強さも必要です。

レフトポジションは、向上心が選手の成長に直結します。

現在の技術レベルに関わらず、継続的な努力によってスキルは向上します。

しかし、向上心が欠けていると、選手の潜在能力が十分に発揮されず、チームの弱点となる可能性があります。

 

一方、ライトポジションは、強力なスパイク能力を持つ選手や、堅実で信頼できるプレーでチームを支える選手に最適です。

ライトは攻撃の要であり、多くのトスを消化し、精神的なプレッシャーにも耐えうるメンタルが求められます。

また、安定感のあるプレーでチームをリードできる選手がこのポジションにはふさわしいといえます。

 

センタープレイヤーには、相手の動きを正確に読み取り、効果的なブロックを行う洞察力が求められます。

身長も重要な要素ですが、相手との駆け引きを制する観察力と、チームの戦術を忠実に実行する真面目さが、より重要となります。

 

セッターには、卓越したトス技術に加え、状況を柔軟に判断し、チームメイトの長所を生かす戦術眼が必要です。

思いやりとチームメイトへの配慮によって、全員が最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートします。

 

リベロは、守備の要として、前向きな姿勢と頼もしさを兼ね備えた選手に適しています。

チームの士気を高め、安定した守備でチームを支える彼らは、守りの中心として活躍します。

 

 

各ポジションは、特定のスキルや性格特性を必要としますが、全てのポジションがチームにとって等しく重要です。

それぞれの選手が自分の役割を最大限に果たすことで、チームは成功へと導かれます。

 

 

 

中学生や高校生のバレー部のポジションはどう決める?

 

ぶっちゃけ「身長」が全て(?)です

 

各選手のバレー技術に差がある、中学生や高校のバレー部レベルで選手のポジションを決める場合

第一に、「体格(身長)」が考慮されます

身長がある選手はバンバンスパイクを決めてくれたり、バシバシブロックしてくれるポジションに入れるのが普通です

反対に、身長が低い選手はリベロに置くのが中学・高校バレーの定石です

 

また、セッターは身長関係なく一番上手い人に担当させるとチームの勝率がアップしますが

選手の攻撃意欲が高い場合、エースとして前衛のレフトに置くのも良いでしょう

 

 

小学生のバレークラブのポジションの決め方

 

小学生クラスのレベルであれば、背の高さ低さに関係なく

全ての選手に一通りのポジションを体験させてみて、一番上手くできたポジションに入れるのが良いでしょう

小学生個人の意向も考慮してあげてください

ただ、試合に勝ちたいというのであれば、中学生以降のバレーボールのポジション選びと同じで

セッターは一番うまい人・攻撃の要のポジションは背が高い人を選びます

 

 

まとめ

 

バレーボールは、それぞれのポジションが特有の役割と責任を持ち、チームの成功に不可欠です。

バレーは単に個々の選手の技術や能力だけでなく、チーム全体の連携と戦略に大きく依存しています。

 

どのポジションも他とは違った形でチームに貢献します。

セッターが試合のテンポをコントロールし、ヒッターが得点を挙げ、ブロッカーが相手の攻撃を阻止し、リベロが守備の安定性を保ちます。

これらのポジションが互いに補い合い、協力することで、チームは一致団結し、最高のパフォーマンスを発揮することができます。

だからこそ、バレーボールはポジションの専門性とチームワークの美しい調和を示すスポーツなのです。

 

バレーボール用語集はこちら

 

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