空手は、身体と心を鍛える伝統的な日本の武道であり、その歴史や文化は古くから受け継がれています。

この用語集では、空手に関する基本的な用語から専門的な表現まで幅広く解説します。

初心者から上級者まで、空手に興味を持つすべての方々に役立つ情報を提供します。

 

 

 

目次

あ行

 

辺り (あたり)

相手の周囲。相手の攻撃範囲や距離を意識する。

 

あげ玉 (あげだま)

空手の試合で勝ち抜いた者に与えられる称号。

 

あげる (あげる)

相手を上方に投げる技。

 

あぶり出し (あぶりだし)

打撃技の一つで、体勢を崩し相手を攻撃する。

 

あま (あま)

手の平。

 

歩み (あゆみ)

足を動かして進むこと。基本的な歩行の動作。

 

あん (あん)

安定した心、落ち着いた心。

 

あんこう (あんこう)

姿勢が堅牢で、攻撃を受け流すこと。

 

あんりん (あんりん)

安心感、安全感。

 

あんろく (あんろく)

良い視界、的確な見通し。

 

あんろくけん (あんろくけん)

視界を広げ、的確な攻撃ができること。

 

あんろくじょうげ (あんろくじょうげ)

視界を広げ、心を安定させること。

 

あんろくしん (あんろくしん)

視界を広げ、心を安定させる心。

 

いきいき (いきいき)

元気で活力に満ち溢れた様子。

 

いけだたみ (いけだたみ)

体力が消耗し、疲れ果てた状態。

 

いけたけ (いけたけ)

体力や気力が満ち溢れている様子。

 

いげん (いげん)

ゆっくりとした動作や呼吸。

 

いざ (いざ)

決闘、戦闘を意味する挨拶。

 

いさ (いさ)

突き技。

 

いざない (いざない)

相手を挑発して攻撃を誘う行為。

 

いしずえ (いしずえ)

足の裏。

 

いしん (いしん)

意志、意識。

 

いぜん (いぜん)

以前、昔。

 

いぞぎ (いぞぎ)

闘志、気迫。

 

いたみ (いたみ)

身体の痛み、苦しみ。

 

いちい (いちい)

一つ一つ、一個一個。

 

いちいち (いちいち)

一つ一つ、一個一個。

 

うきなわ (うきなわ)

浮縄、腰に巻く縄。

 

うけだす (うけだす)

受け取り動作を行うこと。

 

うけず (うけず)

受ける様子、受け身。

 

うけなわ (うけなわ)

受縄、腰に巻く縄。

 

うけのい (うけのい)

受の位、受け身の姿勢。

 

うける (うける)

受け身をとる、受ける。

 

うごけ (うごけ)

動け、行動せよ。

 

うごき (うごき)

動き、行動。

 

うごき (うごき)

動き、動作。

 

うち (うち)

打つ、攻撃すること。

 

うちうけ (うちうけ)

打ち受け、攻撃を受け止めること。

 

うちかわす (うちかわす)

攻撃をかわす、受け流すこと。

 

うちきり (うちきり)

一撃、一発の攻撃。

 

うちぐすり (うちぐすり)

打ち薬、薬指。

 

えりうち (えりうち)

首打ち、首に攻撃を加えること。

 

えんぜつ (えんぜつ)

円絶、円を描くように相手を攻撃すること。

 

えんざん (えんざん)

円斬、円を描くような斬撃。

 

えんぎ (えんぎ)

円技、円を描くように動く技。

 

えんげき (えんげき)

円撃、円を描くような打撃。

 

えんげん (えんげん)

円原、円の形で相手を制すること。

 

えんげん (えんげん)

遠源、遠方からの攻撃。

 

えんこ (えんこ)

煙囲、相手を煙で囲むこと。

 

えんじゅ (えんじゅ)

円柱、円柱のような形状。

 

えんじり (えんじり)

円尻、腰の動きを円形にすること。

 

えんしゅ (えんしゅ)

円手、円形の手の動き。

 

えんじょう (えんじょう)

炎上、心が燃え盛る状態。

 

えんせん (えんせん)

炎戦、激しい戦闘。

 

えんぜん (えんぜん)

円前、前方に円を描くような動き。

 

えんそう (えんそう)

円走、円を描くような動き。

 

おいき (おいき)

大生き、元気で健康な様子。

 

おうえき (おうえき)

応撃、相手の攻撃に対して返す攻撃。

 

おうぎ (おうぎ)

扇、扇子。振り絞りの形。

 

おうぎ (おうぎ)

応技、相手の技に対して返す技。

 

おうしょく (おうしょく)

応色、相手の攻撃に対しての態度や返答。

 

おうじ (おうじ)

応じ、相手の行動や攻撃に対して反応すること。

 

おうせい (おうせい)

応声、相手の声や呼びかけに応じること。

 

おうぞう (おうぞう)

応像、相手の動作や攻撃に対する対応。

 

おうて (おうて)

応手、相手の攻撃に対する手の動き。

 

おうりょく (おうりょく)

応力、相手の攻撃に対して力を加えること。

 

おうれん (おうれん)

応練、相手の技に対する対応訓練。

 

おうわ (おうわ)

応和、相手の攻撃や動きに合わせること。

 

 

か行

 

かいげい (かいげい)

回迎、相手の攻撃に対して受け身で応じること。

 

かいし (かいし)

改始、修正や改良を加えて始めること。

 

かいしん (かいしん)

改心、心を改めること。

 

かいず (かいず)

回頭、体を回して相手の攻撃を避けること。

 

かいちょう (かいちょう)

回腸、腸の部分。

 

かいにん (かいにん)

開人、心を開いて対応すること。

 

かいば (かいば)

回場、場所を回りながら動くこと。

 

かいほう (かいほう)

解放、束縛から自由になること。

 

かいめん (かいめん)

開面、顔を開いて相手を見ること。

 

かいよう (かいよう)

回用、物事を転用して使うこと。

 

かいわ (かいわ)

回話、相手との対話や会話。

 

かいわ (かいわ)

快和、快く受け入れること。

 

かいん (かいん)

回陰、影を背後に回すこと。

 

きあい (きあい)

気合い、気力や意志を表す。

 

きあげ (きあげ)

起上げ、立ち上がること。

 

きあげづくり (きあげづくり)

起上げ作り、立ち上がる動作の練習。

 

きあたり (きあたり)

気当たり、相手の攻撃や動きに気付くこと。

 

きいちょう (きいちょう)

気一丁、意気込んでいる様子。

 

きいみ (きいみ)

気位、気品や威厳。

 

きいり (きいり)

器入り、心や態度の大きさ。

 

きうん (きうん)

気運、雰囲気や空気。

 

きおく (きおく)

記憶、思い出。

 

きおくちょう (きおくちょう)

記憶帳、記録や記憶のノート。

 

きおくもの (きおくもの)

記憶者、記憶力が優れている人。

 

きおくりょく (きおくりょく)

記憶力、物事を覚える力。

 

きおくれんしゅう (きおくれんしゅう)

記憶練習、記憶力を鍛える練習。

 

くびわ (くびわ)

首輪、首に巻くもの。

 

くに (くに)

国、国家。

 

くにはち (くにはち)

国蜂、国の象徴。

 

くにざる (くにざる)

国座る、国の統治者。

 

くにびと (くにびと)

国人、国の住民。

 

くにぶり (くにぶり)

国振り、国の支配。

 

くび (くび)

首、首元。

 

くびし (くびし)

苦し、つらい。

 

くびづ (くびづ)

首つ、首を動かす。

 

くびだす (くびだす)

首出す、首を露出する。

 

くびにくい (くびにくい)

首にくい、首を締める。

 

くびる (くびる)

首縛る、首を絞める。

 

くびれ (くびれ)

首締、首周りのくびれ。

 

毛虫(けむし)

肩を組んでの突き技の一種。

 

結び(けむり)

拳の先端での攻撃方法。

 

研ぎ(けずり)

技や身体の修練、磨きの意味で使われる。

 

蹴り(けり)

蹴ること。

 

蹴り上げ(けりあげ)

相手の下段の蹴りを受け止めた後、自分の蹴りを続ける動作。

 

蹴り袋(けりぶくろ)

蹴りの練習を行うための袋状のもの。

 

蹴り込み(けりこみ)

相手の攻撃に対して蹴りを入れること。

 

結露(けつろ)

体の外から内へ気を集中させること。

 

蹴上(けあげ)

高い位置に蹴りを上げること。

 

蹴上げ(けあげ)

相手の身体を蹴り上げること。

 

煙(けむり)

手刀で相手を叩く技の一つ。

 

こうぎり(こうぎり)

小切手、体を切るようにする技。

 

こうきゅう(こうきゅう)

呼吸、息を吐くこと。

 

こうきゅうほう(こうきゅうほう)

呼吸法、正しい呼吸の方法。

 

こうげり(こうげり)

後退、後ろに下がること。

 

こうげりぐり(こうげりぐり)

後ろに下がりながらの手刀の切りつけ技。

 

こうさ(こうさ)

講壇、教壇。

 

こうしゃ(こうしゃ)

後者、後者の者。

 

こうしょう(こうしょう)

後生、後に生まれた者。

 

こうしょう(こうしょう)

交渉、話し合い。

 

拳 (こぶし)

手の指を曲げて握った状態。打撃や突きに使われる。

 

 

さ行

 

左(さ)

左側のこと。

 

左中段(さちゅうだん)

体の中ほどの高さの左側の攻撃。

 

左手(さて)

左の手。

 

左下段(さげだん)

下半身の左側の攻撃。

 

左座(さざ)

左座り。

 

左座敷(さざしき)

客間に左座を敷くこと。

 

左面(さめん)

左側の面。

 

左足(さあし)

左の足。

 

左上段(さじょうだん)

上半身の左側の攻撃。

 

左線(させん)

左側の線。

 

鹿子木(しかごき)

植物の一種。

 

鹿苑(しかえん)

場所の名前。

 

鹿角杖(しかづえ)

武器の名前。

 

真空の間 (しんくうのま)

間合いの中で相手の攻撃を受けずにいる状態。的確な距離感を持つこと。

 

すげかける (すげかける)

素手で相手を攻撃すること。

 

すげて (すげて)

素手で相手を攻撃すること。

 

すなはち (すなはち)

砂蜂、手刀の技の一つ。

 

すねつき (すねつき)

相手に膝を打ちつける技。

 

すべり (すべり)

滑り、滑ること。

 

すべりや(すべりや)

滑り屋、滑ることが上手な者。

 

正拳突き

手を拳にして前方に強く突き出す技術で、攻撃や相手のバランスを崩すために使われます。

 

セン(線)

空手において、攻撃や防御の方向やラインを指す言葉。技の効果的な実施や相手の動きを制御するために重要な概念。

 

センカン(先貫)

 相手より先に攻撃を仕掛けること。攻撃の先手を取ることで、相手の動きを制限し、優位に立つことができる。

 

センカンテキ(先貫的)

先制攻撃的な、攻撃を先手に行う戦術や動きを指す。

 

センカンドリル(先貫ドリル)

先制攻撃を練習するためのトレーニング。相手の動きに合わせず、自ら攻撃を先に行うことを重視した練習方法。

 

センカンワザ(先貫技)

先制攻撃を行うための技術。相手の攻撃を受けずに、素早く攻撃を仕掛けるための技のこと。

 

センゲリ(旋蹴り)

体を回転させながら行う蹴り技。回転によって蹴りの威力や速度を高めることができる。

 

センゲリワザ(旋蹴り技)

旋蹴りを中心とした技術や技法のこと。様々なバリエーションや応用が存在する。

 

ソウチ(走ち)

脚の動きにおいて、体を踏み込ませること。特に、前進や後退する際に用いる。

 

ソウチウチ(走ち打ち)

 走り込んでの打ち技。通常はガードを突破するために行われる。

 

ソウチゲリ(走ち蹴り)

走り込んでの蹴り技。速度と力を合わせて繰り出される。

 

ソウチウエザシ(走ち上げ突き)

走り込んでの上段突き。相手のガードを破るために使われる。

 

ソウチゲリワザ(走ち蹴り技)

走り込んでの蹴り技の技法や応用に関するトレーニングや技術のこと。

 

ソウチドリル(走ちドリル)

走り込んでの技の練習を重点的に行うトレーニング。

 

ソウチゲリイリ(走ち蹴り入)

 走り込んでの蹴り技を組み合わせた攻撃の一形態。

 

ソウチトビ(走ち飛び)

走り込んでの飛び技。奇襲や威力を高めるために使われる。

 

外廻し (そとまわし)

外側に体を回転させる動作。攻撃や受け身に応用される。

 

 

た行

 

タイヒョウ(対抱)

対戦相手を持ち合う状態。柔道の立合いのような相手を掴む状態。

 

タイリョク(体力)

体の持久力や耐久力。長時間の稽古や試合で活かされる。

 

タテ(縦)

縦方向を指す。構えや姿勢の一つで、体を縦に保つことを意味する。

 

タテワザ(立技)

立った状態で行う技。蹴りや突き、投げ技などが含まれる。

 

タツ(立つ)

立つこと。稽古や試合の際、様々な姿勢から立ち上がることが求められる。

 

タツイ(立い)

立った状態での相手の技に対する構え。攻撃や守りの準備姿勢。

 

タテワザ(立技)

立った状態で行う技。蹴りや突き、投げ技などが含まれる。

 

タツカゲ(立掛け)

立っている相手の脚部を掴んで攻撃する技術。投げ技への入り口としても用いられる。

 

タツ(立つ)

立ち上がること。相手の攻撃や突き飛ばしに対して立ち直ることが求められる。

 

チカラ(力)

身体の筋肉を緊張させて発揮される力。空手の技術において重要な要素であり、正確な技の実行や強力な打撃を可能にする。

 

チカラミ(力見)

相手の力の方向や強さを感じ取ること。相手の技の勢いや力を利用して制圧するための感覚。

 

チカラミワザ(力見技)

相手の力を感じ取り、それに応じた技を繰り出す技法。相手の力を制することで、技の効果を高める。

 

チカラヨセ(力寄せ)

相手の力を利用して自分の有利な状況を作り出すこと。相手の力を受け流すのではなく、その力を利用して攻撃や投げ技に移行する。

 

チギリ(地切り)

床や地面を蹴り、その反動を使って技を繰り出す動作。特に、投げ技や蹴り技において使用される。

 

チュウゲキ(中撃)

相手の体の中央部に向けて繰り出される打撃。体の中心線に直接向かってくる攻撃。

 

ツキ(突き)

手を拳にして前方に強く突き出す技術。攻撃や相手のバランスを崩すために使用される基本的な技。

 

ツキウチ(突き打ち)

 突き技による打撃。相手に対して拳を突き出すことで攻撃を行う。

 

ツキウチワザ(突き打ち技)

 突き技を主体とした技法や応用のこと。様々な種類の突きを練習し、応用する技術。

 

ツキワザ(突き技)

突きを主体とした技術や技法のこと。基本的な正拳突きから、様々な変化球や応用技まで含まれる。

 

ツキドリル(突きドリル)

突き技の練習を重点的に行うトレーニング。基本的な突き技の精度やスピードを向上させるために用いられる。

 

ツキツキ(突き突き)

連続して突きを繰り出すこと。速度と連続性を重視した攻撃方法。

 

ツキゲリ(突き蹴り)

突き技と蹴り技を組み合わせた技術。相手を混乱させるために用いられる。

 

ツキツキ(突き突き)

連続して突きを繰り出すこと。速度と連続性を重視した攻撃方法。

 

ツキウエザシ(突き上げ突き)

下から上に向かって繰り出される突き技。相手のガードを崩すために用いられる。

 

ツキウチ(突き打ち)

突き技による打撃。相手に対して拳を突き出すことで攻撃を行う。

 

テ(手)

 腕や手首などの上肢を指す。空手においては、技術の基本である手技や手の使い方が重要視される。

 

テガタナ(手形)

手の形。正確な手の形や使い方が技術の威力や効果に大きな影響を与える。

 

テガタナワザ(手形技)

手の形や使い方に関する技法。正しい手の使い方や形を習得するために重要なトレーニング。

 

テコ(手首)

手首。手首の使い方や動きが技の威力や効果に影響を与えるため、重要な部位。

 

テツ(手骨)

手の骨。手技や手の使い方において、骨の強さや形状が技の効果に影響を与える。

 

テツキ(手突き)

手技による突き技。主に拳を使って行われる。

 

テウチ(手打ち)

手技による打撃。主に掌底や拳を使った打撃技。

 

テリ(手利)

手の技や手の使い方によって得られる利点や効果。

 

手回し (てまわし)

手を使って身体を回す動作。攻撃や回避に用いられる。

 

鉄砂 (てっしゃ)

砂や小石などを含んだ布袋。体力トレーニングや打撃の鍛錬に用いられる。

 

テンシン(転身)

体を回転させて向きを変えること。相手の側面や後方に移動して攻撃を行うために用いられる。

 

トビ(飛び)

空中に跳び上がること。飛び技や奇襲攻撃に利用される。

 

トビウエザシ(飛び上げ突き)

飛び上がっての突き技。高い位置からの攻撃で相手を驚かせる。

 

トビウエザシワザ(飛び上げ突き技)

飛び上がっての突き技の技法や応用。技術の高度な習得を目指す際に重要な要素。

 

トビウチ(飛び打ち)

飛び上がっての打撃技。蹴りや打ち技を飛びながら繰り出す。

 

飛び込み (とびこみ)

跳躍して相手に接近する動作。攻撃や投げ技に使われる。

 

飛び込み組手 (とびこみくみて)

跳躍して相手に接近しながら組手を行う訓練形式。

 

飛び技 (とびわざ)

跳躍して行う技術。跳び蹴りや跳び回し蹴りなどが含まれる。

 

トビツキ(飛び突き)

飛び上がっての突き技。高い位置からの攻撃で相手を制圧する。

 

トビツキワザ(飛び突き技)

飛び突き技の技法や応用。高度な技術を習得するためのトレーニング。

 

トビドリル(飛びドリル)

飛び技の練習を重点的に行うトレーニング。

 

トビワザ(飛び技)

空中で技を行う技術。飛び蹴りや飛び受け身などが含まれる。

 

な行

 

ナガシ(流し)

技や攻撃を受け流すこと。相手の力を利用して自らの優位を築くテクニック。

 

ナガシウチ(流し打ち)

 相手の攻撃を受け流しつつ、打撃を繰り出す技法。

 

ナゲ(投げ)

相手を投げる技術。相手のバランスを崩し、制圧するために用いられる。

 

ナゲウチ(投げ打ち)

投げ技による打撃。投げの際に同時に打撃を与える技法。

 

ナゲワザ(投げ技)

相手を投げるための技術や技法の総称。

 

ナワビ(縄引き)

腕や手首などを相手に絡ませて、その動きを制限する技法。

 

ナワビワザ(縄引き技)

相手の動きを縛りつける技法や技術の総称。

 

ナワビガエ(縄引き替え)

相手の攻撃や動きを利用して、その力を自分に利用する技法。

 

ナワビガエワザ(縄引き替え技)

縄引き替えの技法や応用に関するトレーニングや技術のこと。

 

ニゲ(逃げ)

相手の攻撃や技を避けること。素早く動いて攻撃から逃れることで、自らの身を守る。

 

ニゲワザ(逃げ技)

相手の攻撃や技を避けるための技法。身をかわすことで攻撃を回避し、相手の反撃を狙う。

 

ニワ(庭)

空手の道場や訓練場のこと。修行を行う場所としての意味合いがある。

 

ニガオ(苦追)

攻撃を受けながらも、自らの攻撃を繰り出し相手を圧倒すること。相手の攻撃を受け流し、自らの攻撃を行う。

 

ニガオワザ(苦追技)

攻撃を受けながらも、自らの攻撃を繰り出す技法や戦術。相手の攻撃を受け流し、自らの技を行う。

 

ニガオミ(苦追身)

攻撃を受けながらも、自らの攻撃を繰り出し相手を圧倒すること。相手の攻撃を受け流し、自らの攻撃を行う。

 

ヌキ(抜き)

技や身体を相手の攻撃から素早く引き抜くこと。相手の攻撃を受けながらも素早く身を引くことで、攻撃を回避する。

 

ヌキワザ(抜き技)

相手の攻撃から身を守るために使われる技法。相手の攻撃を素早くかわし、自らの攻撃を仕掛ける。

 

ネコアシ(猫足)

軽やかな動きや足さばきを指す表現。素早く敏捷な動作を行う際に用いられる。

 

ネガオ(寝返り)

地面に倒れた状態から起き上がる動作。相手の攻撃を受けた後など、地面に倒れた状態から立ち上がる。

 

ネガオワザ(寝返り技)

地面に倒れた状態から起き上がる動作や技法。相手の攻撃を受けた後などに用いられる。

 

ネジ(捩じり)

身体を捻って技を繰り出すこと。相手の攻撃を受け流しながら、捻りを加えて反撃を行う。

 

ネジワザ(捩じり技)

身体の捻りを利用した技法。相手の攻撃を受けながらも、捻りを加えて技を繰り出す。

 

ノコリ(残り)

技の最後の部分や、その残りの動き。技の完了後も姿勢を保ち、次の動作につなげるために重要。

 

ノコリウチ(残り打ち)

技の最後の部分での打撃。技の終了時に打撃を行うことで、技の威力を高める。

 

ノコリワザ(残り技)

技の最後の部分での技法や応用。技の完了後も姿勢を保ち、次の動作につなげるための技術。

 

ノリ(乗り)

技や攻撃が相手にしっかりと効いている状態。相手の反動や動きを利用して、次の動作につなげることができる。

 

ノリアワセ(乗り合わせ)

相手の攻撃や動きに乗じて、自らの攻撃や技を繰り出すこと。相手の動きに合わせて技を繰り出し、相手を制する。

 

ノリアワセワザ(乗り合わせ技)

相手の攻撃や動きに乗じて、自らの攻撃や技を繰り出す技法や戦術。相手の動きに合わせて技を繰り出し、相手を制する。

 

 

は行

 

 

空手の流派やスタイルを指す。

 

発勁 (はっけい)

力を発揮するために使われる技術。力を集中して放出することを意味する。

 

発勁点 (はっけいてん)

体の特定の部位から力を発揮するポイント。通常、拳や足の一部を指す。

 

発勁法 (はっけいほう)

力を効果的に発揮するための技法や方法。

 

初段 (しょだん)

初級の段位。基本的な技術をマスターした者が受ける段位。

 

破 (は)

攻撃や防御の際に力を使うこと。

 

破技 (はわざ)

相手の攻撃を崩すための技術や手法。

 

裸足道場 (はだしどうじょう)

素足で練習を行う道場。地に足をつけての訓練を重視する。

 

裸足の稽古 (はだしのけいこ)

素足で行う稽古。地面の感触を直接受けながら技術を磨く。

 

裸足の型 (はだしのかた)

素足で行う型。地に足をつけての動作を重視する。

 

裸足の稽古着 (はだしのけいこぎ)

素足で行う稽古着。通常の空手着とは異なり、足裏を露出させる。

 

裸足の組手 (はだしのくみて)

素足で行う組手の形式。地面の感触を直接受けながら相手との組み手を行う。

 

裸足の試合 (はだしのしあい)

素足で行う試合の形式。技術や身体能力を重視する。

 

発 (はつ)

動きや技の開始。

 

発勁 (はっけい)

力を発揮するための動作。

 

発勁点 (はっけいてん)

力を発揮するための特定のポイント。

 

発勁法 (はっけいほう)

力を効果的に発揮するための技法や方法。

 

非接触型稽古 (ひせっしょくがたけいこ)

接触せずに技を練習する稽古の形態。模擬的な攻撃と防御を行う。

 

非接触試合 (ひせっしょくしあい)

相手と接触せずに技を競う試合形式。技の速さや正確さが重要視される。

 

不動の構え (ふどうのかまえ)

身体を安定させて動かない構え。静かに相手の動きを待つ。

 

不動の心 (ふどうのこころ)

動じない心の状態。相手の攻撃にも揺るがない精神状態。

 

不動心 (ふどうしん)

心の動揺がない状態。穏やかで安定した心の持ち方。

 

不動点 (ふどうてん)

動かない点。バランスを保つために意識される身体の部位。

 

不発点 (ふはつてん)

技が効果的に発揮されない点。技の威力を最大化するために意識される。

 

武 (ぶ)

武道のこと。武道の精神や技術を身につけること。

 

武の道 (ぶのみち)

武道の道。武道修行における道徳や精神的な側面。

 

武徳 (ぶとく)

武道における道徳。礼儀や精神修養を重視する概念。

 

武道 (ぶどう)

武術を修行し、身心の鍛錬を目指すこと。

 

武道家 (ぶどうか)

武道を修行する者。武道の理念や技術を追求する人。

 

武の精神 (ぶのせいしん)

武道における精神。根気強さ、決断力、粘り強さなどを含む。

 

辺 (へん)

身体の側面。攻撃や防御に使われる。

 

歩 (ほ)

移動するための基本的な動作。移動方向や速度が重要。

 

歩幅 (ほはば)

足を一歩踏み出す距離。攻撃や防御の距離感を調整するために重要。

 

歩法 (ほほう)

足の動き方や歩み方の技術。バランスや安定性を保つために重視される。

 

歩法稽古 (ほほうけいこ)

足の動きを中心に練習する訓練。基本的な歩法の習得を目指す。

 

歩法組手 (ほほうくみて)

足の動きを重視した組手の形式。相手の攻撃を回避しながら進む訓練を行う。

 

歩法者 (ほほうしゃ)

歩法の技術を持つ者。足の動きやバランスに優れることが期待される。

 

方 (ほう)

方向。攻撃や移動の方向を指定する。

 

方向転換 (ほうこうてんかん)

動作や攻撃の方向を変えること。相手の動きに合わせて行う。

 

法 (ほう)

方法や技術。特定の動作や技の実行方法。

 

法組手 (ほうくみて)

決まった手順やルールに基づいて行う組手。技の応用や連携を練習する。

 

放 (ほう)

解放すること。力や技を開放して行う動作。

 

放り投げ (ほうりなげ)

相手を掴んで投げる技。身体を使った投げ技の一種。

 

 

ま行

 

間 (ま)

空手の試合や練習における間合いやタイミング。相手との距離感を指す。

 

間合い (まあい)

相手との距離や位置関係。攻撃や防御のために意識される。

 

間合い取り (まあいどり)

相手との距離を調整すること。適切な間合いで戦うために重要。

 

間合い技 (まあいわざ)

相手との距離を活かして行う技。適切なタイミングで使われる。

 

末 (まつ)

終わり。技や動作の最後の部分。

 

末広 (まっぱだか)

動作や技の最終部分。力を最大限に発揮するための状態。

 

末技 (まつわざ)

技の最後の部分。技の威力や効果を高めるために重要視される。

 

末広技 (まっぱだかわざ)

技の最後の動作。技の力強さや速さを示す要素の一つ。

 

廻し (まわし)

体を回転させる動作。攻撃や防御に用いられる。

 

廻し蹴り (まわしげり)

体を回転させながら蹴る技。相手を攻撃する際に用いられる。

 

見合い (みあい)

相手との目線の合わせ方。相手の動きを読むために重要。

 

見切り (みきり)

相手の動きや攻撃を見抜くこと。的確な反応や判断力が必要。

 

見切り技 (みきりわざ)

相手の攻撃を見抜いて繰り出す技。正確なタイミングが求められる。

 

未満手 (みまんて)

技の半ばで止めること。相手に怪我を与えないようにする配慮。

 

未満手組手 (みまんてくみて)

技の半ばで止める組手の形式。技の練習や安全性を考慮して行われる。

 

未満手合わせ (みまんてあわせ)

技の半ばで合わせる練習。技の正確さや反射速度を養うために行われる。

 

見切り組手 (みきりくみて)

相手の攻撃を見抜いて行う組手。的確な判断力と素早い反応が求められる。

 

見極め (みきわめ)

相手の実力や技術を判断すること。対戦相手や状況を見抜く能力。

 

見極め技 (みきわめわざ)

相手の実力や動きを見極めて繰り出す技。相手の弱点を突くことが目的。

 

見極め組手 (みきわめくみて)

相手の実力や動きを見極めながら組手を行う訓練。的確な判断力を養う。

 

見習い (みならい)

上級者や先輩の技術や姿勢を学ぶ者。模範となる者から学ぶ態度。

 

見習い組手 (みならいくみて)

上級者や模範となる者と組んで行う組手。技術や姿勢の見習いを目的とする。

 

見合わせ (みあわせ)

相手の動きや様子を見て行動を調整すること。相手の反応を待つこと。

 

無 (む)

空手における空の状態。無心の精神状態を表す。

 

無心 (むしん)

心を空にして、全てのことに素直に対処する状態。冷静で集中力がある状態を指す。

 

無心組手 (むしんくみて)

相手の攻撃に対して心を空にして組手を行う訓練。冷静さや集中力を養う。

 

無理な技 (むりなわざ)

身体に無理な負担をかける技。怪我の原因となりやすい。

 

無敵の心 (むてきのこころ)

無敵の気持ち。自信に満ち、恐れや不安を持たない心の状態。

 

無敗 (むはい)

負けないこと。競技や試合において、一度も敗北しないこと。

 

無敗の記録 (むはいのきろく)

試合や競技において一度も敗北しない記録。

 

無敗のチャンピオン (むはいのちゃんぴおん)

一度も負けないチャンピオン。絶対的な強さを持つことを示す。

 

目の動き (めのうごき)

目の動き。相手の動きを見極めるために重要な要素。

 

目で追う (めでおう)

目で相手の動きを追う。的確な反応や判断をするために必要な能力。

 

目で攻める (めでせめる)

目で相手を威嚇する。相手に圧力をかけるための技術。

 

模範 (もはん)

模範となる行動や姿。他者に見習うべき理想的な姿勢や技術。

 

模範空手家 (もはんからてか)

模範となる空手家。技術や精神力に優れ、他者に見習われる存在。

 

模範組手 (もはんくみて)

模範となる組手の形式。技術や精神力の模範となるような戦い方を示す。

 

模範試合 (もはんしあい)

模範となる試合の形式。技術や戦術の模範となるような戦い方を示す。

 

模範道場 (もはんどうじょう)

模範となる道場。指導者や門下生が模範となるべき姿勢や技術を示す。

 

模範指導者 (もはんしどうしゃ)

模範となる指導者。技術や精神力に優れ、他者に模範となる存在。

 

模範挙動 (もはんきょどう)

模範となる挙動や行動。他者に見習うべき模範的な行動様式。

 

模範教官 (もはんきょうかん)

模範となる教官。技術や指導力に優れ、生徒に模範を示す存在。

 

模範となる (もはんとなる)

他者に見習われる。理想的な姿勢や技術を示す。

 

 

や行

 

破り (やぶり)

相手の防御を破ること。

 

破り組手 (やぶりくみて)

相手の防御を破りながら組手を行う訓練。

 

破り手 (やぶりて)

相手の防御を破るための技術を持つ者。

 

勇気 (ゆうき)

恐れずに行動する心の持ち方。困難に立ち向かうために重要。

 

勇敢 (ゆうかん)

勇気があり、果敢に行動すること。困難に立ち向かう強さを示す。

 

余裕のある動き (よゆうのあるうごき)

余裕を持って行われる動き。技や動作の完成度を示す。

 

余裕のある態度 (よゆうのあるたいど)

余裕を持って振る舞う態度。自信や落ち着きを表す。

 

余裕のある組手 (よゆうのあるくみて)

余裕を持って行われる組手。技術や戦術の高さを示す。

 

 

ら行

 

裸組手 (らくみて)

素手で行う組手の形式。防具を使わず、技術の精度や効果を重視する。

 

裸手 (らて)

素手。防具や武器を使わずに直接手を使うこと。

 

利 (り)

利点や利益。技術や戦術の利点を活かすこと。

 

理 (り)

理念や原理。技術や戦術の根本的な理論。

 

理合 (りごう)

技術や戦術の理論的な合理性。技や動作の理にかなった効果。

 

理念 (りねん)

基本的な信念や理想。空手の修行の目標や方針。

 

流派 (りゅうは)

武道や空手の流派。特定の指導者や伝統に基づく系統。

 

流れるような動き (ながれるようなうごき)

滑らかで流れるような動き。技術の完成度を示す。

 

流動性 (りゅうどうせい)

柔軟で変化に富む性質。空手の動きや技の流れや変化を指す。

 

礼儀 (れいぎ)

空手道場や稽古での礼儀作法。相手や指導者に対する尊敬の表れとして重要視される。

 

礼儀作法 (れいぎさほう)

空手修行における礼儀の基本的な作法。相手や指導者への尊敬を示す。

 

礼法 (れいほう)

空手修行での礼儀作法。相手や指導者に対する尊敬の表現として行われる。

 

礼節 (れいせつ)

空手修行や試合での礼儀作法。相手や指導者に対する尊敬を示す行動。

 

礼儀に則る (れいぎにのっとる)

空手修行や試合で礼儀に従うこと。空手道の精神を表す。

 

老師 (ろうし)

経験豊富な先生や指導者。空手修行の長年の経験を持つ尊敬される人物。

 

老師の指導 (ろうしのしどう)

経験豊富な指導者による指導。長年の修行や経験に基づいた教え。

 

老師の教え (ろうしのおしえ)

経験豊富な指導者による教え。長年の修行や経験に基づいた知恵や技術。

 

老師の示唆 (ろうしのしさ)

経験豊富な指導者による示唆。長年の修行や経験に基づいたアドバイス。

 

路地技 (ろじわざ)

空手の技の中で使われる裏技や隠れた技。相手の予想外の動きを利用する。

 

路地手法 (ろじしゅほう)

空手の技術の中で使われる裏技や特殊な手法。技の応用範囲を広げる。

 

路地戦術 (ろじせんじゅつ)

空手の組手や試合で使われる裏技や特殊な戦術。相手の予想外の攻撃や守りを行う。

 

路地組手 (ろじくみて)

空手の組手の中で使われる裏技や特殊な戦術。技の意外性や効果を示す。

 

 

わ行

 

和 (わ)

空手修行における調和や平和。技術や心の安定状態を指す。

 

和の精神 (わのせいしん)

空手修行における調和の精神。技術や心の安定を重視する。

 

和の心 (わのこころ)

空手修行における調和の心。相手や状況との調和を大切にする。

 

和の技 (わのわざ)

空手の技術の中で調和を重視する技。力の無駄を省き、効果的な技を指す。

 

和を乱す (わをみだす)

空手の修行や試合で調和を乱すこと。乱暴な行動や攻撃を行う。

 

和の気 (わのき)

空手修行における調和の気。技術の中での心の安定や均衡を指す。

 

和を持って (わをもって)

空手修行や試合で調和を持って行動すること。冷静な心を持ち、相手との調和を大切にする。

 

和を取り戻す (わをとりもどす)

空手修行や試合で失われた調和を取り戻すこと。冷静な判断や行動を行う。

 

割 (わり)

力や技で物を切ること。

 

 

終わりに

この用語集が、空手に関する理解を深める手助けとなりましたことを願います。

空手は体力や技術だけでなく、精神面でも成長を促す貴重な武道です。

興味を持たれた方は、道場やクラブに足を運んで直接学び、自己の成長と向上を体験してみてください。

 

SportsumanTOPページへ戻る