バレーボールは、チームスポーツの中でも特にルールが細かく定められている競技の一つです。
試合を公平かつスムーズに進行させるために、選手たちはルールを守る必要があります。
そもそも、ルール違反の反則をしてしまうと相手に点を取られてしまいますので反則してはいけません
今回は、バレーボールの反則の一覧とそのルールについて説明します。
目次
バレーボールの反則となるルールの一覧。やってはいけない!
ネットタッチ(タッチネット)
バレーボールにおけるネットタッチ(タッチネット)のルール
プレー中にネットに触れることが基本的に反則とされていますが、特定の条件下では例外もあります。
主な点は以下の通りです:
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ブロック時のネットタッチ: ボールプレーに関連して、ボールに直接触れなくても、ブロックを試みる過程でのネットタッチは反則とされます。具体的には、ブロックするための移動、ジャンプ、手を伸ばす動作などが含まれます。もしボールが当たっていなくても、球際でのブロック試行中にネットに手や体が触れた場合、タッチネットの反則が適用されることがあります。
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アタック時のネットタッチ: アタック(スパイク)の際も、攻撃動作中にネットに触れると反則となります。スパイクの手が白帯に当たる、クイックでジャンプしてネットに当たるなどが該当します。ただし、アタックの勢いで頭がアンテナに当たる、反動で体が支柱にぶつかるなどの場合は反則にはなりません。
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例外となるケース: 例外として、プレーに直接関係ない場合(例えば、ラリーに関与していない選手がネットに触れた場合)や、髪の毛がネットに触れた場合は、プレーに影響がない限り反則とはみなされません。
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オーバーネットとの違い: タッチネットとオーバーネット(相手コートへの不当な侵入や攻撃)は異なり、タッチネットはネットに対する全身の接触を対象としますが、オーバーネットは主に手や腕の不正な攻撃動作を指します。
このルールは、プレーの公平性と安全性を保つために設けられています。
試合中には瞬間的な判断が求められるため、選手やコーチはこれらのルールを正確に理解し、反則を避けるよう注意が必要です。
また、髪の毛がネットに触れても、プレーに影響がなければ反則とはみなされない点は、特に女性選手にとって重要な情報と言えます
フットフォールト
バレーボールにおけるフットフォールトは、サーブを打つ際に足がエンドラインを踏んだり、超えたりすると発生する反則です。
サイドラインの想像上の延長線を超える場合も同様に反則となります。
サーブが手を離れた後にサービスエリア外やコート内に着地することは許されますが、サーブを打つ瞬間にラインを踏むことは反則となります。
このルールは公平なプレイを保つために設けられています
キャリー
キャリー(Carry)とは、バレーボールでボールを不正に長く保持する反則行為です。
選手がボールをつかんだり、押し込んだりしてボールの軌道を不自然に変えるとキャリーと判断されます。
このルールは、ゲームをスムーズに進行させ、公平性を保つために重要です。
トスをするときにこの反則を取られることがあります。正しいボールの扱い方を守ることで、プレーの質を保ち、競技の魅力を高めることができます。
ダブルタッチ(ダブルコンタクト)
バレーボールのダブルタッチ(Double Touch)は、同一プレイヤーが連続してボールに2回触れる反則です。ダブルコンタクトとも言います。
ただし、ブロックの際に連続してボールに触れた場合はこの限りではありません。
サーブ受けやボールを打つ際に、一度に2つの異なる動作でボールに触れるとダブルタッチと判断され、相手チームにポイントが与えられます。
このルールはプレイの公平性を保ち、一人のプレイヤーがボールを支配することを防ぐために設けられています。
フォータッチ
バレーボールでのフォータッチ反則は、チームがブロック以外でボールに4回触れた場合に発生します。
※ブロックでボールに触っても1回にカウントされません
公式ルールでは、チームが一度のプレーでボールに触れられるのは3回までであり、これを超えるとフォータッチとして反則が宣告され、相手チームにポイントが与えられます。
このルールは、プレーの進行を公平に保つために設けられています。
パッシングセンターライン
パッシングセンターラインとは、バレーボールにおいて選手がプレー中にセンターラインを越えて相手コートに入ることを禁じるルールです。
このラインはコートを二分し、選手が完全に相手側に越えてしまうと反則が宣告されます。
ただし、足や手がラインに触れるだけで反則になるわけではなく、体の一部が相手側に入り込んでプレーに影響を及ぼさない限りは、違反とはみなされません。
このルールはプレーの安全性を確保し、公平な競技を行うために設けられています。
マーカー外通過
ボールがネットの両サイドに設置されたアンテナの外を通過して相手コートに入ると反則となります。
この時、審判は反則チーム方向へ手を指してアンテナ外通過を示します。
また、レシーブがアンテナの外を通過した場合、ボールを追いかけるプレーヤーも同じ経路で返球する必要があります。
アンテナの外から内、またはその逆でボールが返されると反則です。
ただし、1打目でネットを超えアンテナ外を通過した場合、相手コートへの妨害さえなければ、選手が相手コートに入るのは反則にはなりません。
オーバーネット
オーバーネット違反は、選手がボールをプレイしている際にネットを越えて相手側のコート空間に手や体の一部が侵入することによって発生します。
この違反は主に攻撃動作中に見られ、特にボールがまだ自分側の空間にあるにもかかわらず相手コート側に手を伸ばしてボールを打つ場合に指摘されます。
審判はこの違反を確認した際に、相手チームにポイントを与えます。
サービスの失敗
バレーボールにおけるサービスの失敗は、サービスを行った際にボールがネットに触れてコートの反対側に渡らない場合、または正しいコートの範囲内に入らない場合に発生します。
サービス失敗は相手チームにポイントとサーブ権を与える結果となります。
このルールはゲームの流れを維持し、サーブの重要性を強調するために設けられています。
ローテーションエラー
バレーボールのローテーションエラーは、チームがサーブを受ける前に正しい位置にいないときに発生します。
これは、選手が指定されたローテーション順序に従っていないか、正しい位置についていない場合に適用されます。
ローテーションエラーがあると、審判は反則を宣告し、サーブ権とポイントが相手チームに移ります。
リベロと交代するときやサーブ権が交代したときに起こりやすいので注意しましょう。
バックロー攻撃違反(バックアタックの反則)
バレーボールでのバックロー攻撃違反(バックアタックの反則)は、バックロー(後衛)に位置する選手が、アタックラインより前でボールを打つ行為です。
バックロー選手は、フロントゾーン(アタックラインより前)でボールを打ち上げたり、ブロックに参加したりすることができません。
また、バックアタックをするときにアタックラインより前やラインを踏んでジャンプすると反則をとられます。
この違反が発生した場合、ポイントとサーブ権が相手チームに移ります。
リベロのルール違反(反則)
リベロがルールで許可されていない行動を取った場合に発生する反則です。
例えば、リベロがアタックラインより前で打ち上げたボールをアタックする、サーブを行う(特定のルール下での例外を除く)、またはオーバーヘッドパスでセットする行為が含まれます。
これらの行為は、リベロの役割と制限に関する規則に違反しているため、反則とされ、相手チームにポイントが与えられます。
リベロは守備専門のポジションであるため、攻撃的なプレイやゲームを作るプレイに制限があります。
セッターのルール違反(反則)
バックロープレーヤー(後衛の選手)がセッターの時、フロントエリアでボールをジャンプして触れ、相手コートに送る行為は反則。
ただし、自チーム側にボールが残る場合は許されます。
審判は反則のサインを手信号で示します。
日本バレーボール協会のルールでは、ボールがネットより低い時のバックロー選手のアタックは許可されていますが、ボールがネットの高さを超えると反則です。
実際のプレイでは、この判断が議論の対象となることがあります。
まとめ
これらは一般的な反則ですが、競技のレベルや大会によって、細かいルールや解釈に違いがある場合があります。
また、バレーボールのルールは国際バレーボール連盟(FIVB)によって定められており、時に更新されることがあるため、最新のルールブックや大会規則を確認することが重要です。