野球は独自の用語と表現で満ちたスポーツであり、初心者から熟練者まで、その言葉を理解することがゲームの楽しみを深めます。
エラーとかセーフとかアウトとか、日常生活でも使っている使ってる言葉も多いです。
この記事で、野球においてよく使われる基本的な用語とその説明、日常で使うシーンなどご紹介します
目次
野球用語でよく使うもの
野球試合のテレビ中継や解説記事でよく使われる用語は、試合の進行、選手のパフォーマンス、戦術など、さまざまな側面を理解するのに役立ちます。
ここでは、よく聞く基本用語から少し専門的な用語までを幾つか紹介します。
基本用語
- 打者(バッター): ピッチャーから投げられるボールを打つ選手。
- 投手(ピッチャー): ボールを打者に向かって投げる選手。
- アウト: 打者や走者がアウトになる三つの条件の一つが満たされた状態。三振、ゴロアウト、フライアウトなどがあります。
- ストライク: ピッチャーが投げたボールがストライクゾーンを通過し、打者がボールを打たなかったり、振り逃げたりした場合。
- ボール: ストライクゾーン外を通過したボールで、打者が振っていない場合。
- ホームラン: 打球がフィールドの外に出て、走者がベースを一周してホームに帰ってくること。
- エラー: 守備側の選手が通常ならアウトにできるプレイを失敗した場合。
少し専門的な用語
- イニング: 野球の試合は通常9イニングで構成され、各イニングは上半(表)と下半(裏)の2つの部分に分かれます。
- ダブルプレー: 守備側が一つのプレイで2アウトを取ること。
- セーブ: リードしている状態で登板し、勝利を守り抜くピッチャーのパフォーマンスを評価する指標。
- バント: バットをボールに軽く当てることで、犠牲的に自分がアウトになることを覚悟で走者を進塁させる技術。
- サイクルヒット: 一試合に単打、二塁打、三塁打、ホームランを全て打つこと。
- 完投: 投手が試合を始めから終わりまで投げ抜くこと。
- 完封勝ち: 相手チームに一点も与えずに試合を勝利すること。
- クローザー: 主に9イニング目に登板し、勝利を守る役割を持つリリーフピッチャー。
- フォアボール: ピッチャーが一つの打席で4回ボールを投げることで、打者が一塁へ進むこと。
これらの用語は、野球試合の理解を深めるのに役立ちます。
野球中継や解説記事では、これらの基本用語に加えて、選手のパフォーマンスやチーム戦略に関する専門的な分析が行われることも多いです。
これらの用語や概念を知っていると、試合の流れや戦術の理解がより深まり、野球を楽しむことができます。
知ってれば凄い!より専門的な野球用語
続いては、知ってれば凄い!と胸を張れる(?)より専門的な野球用語をご紹介します。
野球チームの監督をしている人ならぜひ覚えておいてください。
バルク(Balk)
バルクは、ピッチャーが不正な動作を行い、ベースランナーに不当な不利益を与えたと判断された場合に宣告される違反です。
バルクが宣告されると、全てのランナーは次のベースへ進むことができます。
バルクの例には、投球動作を開始したにも関わらず投球をしない、ベースに向かって投げるフリをして実際には投げない、投球前に適切なストップポジションを取らないなどがあります。
バルクのルールは非常に厳格で、ピッチャーの微細な動作にも適用されるため、ピッチャーは細心の注意を払わなければなりません。
フォースアウト(Force Out)
こちらは野球をやってる人なら常識ですが初心者や野球をやったことがない人にはちんぷんかんぷんな用語かもしれません。
フォースアウトは、ベースにランナーが進む必要がある場合(つまり「フォース」されている場合)に、そのランナーがベースに到達する前に守備側がそのベースを踏むことでアウトにするプレイです。
最も一般的なフォースアウトは、打者が打った場合で、一塁に向かう打者をアウトにするために一塁手がボールをキャッチして一塁ベースを踏むことです。
ただし、ベースがロードされている場合など、他のベースでもフォースアウトの状況が生じることがあります。
フィールディング・インディペンデンス・ピッチング(FIP)
フィールディング・インディペンデンス・ピッチング(FIP)は、ピッチャーのパフォーマンスを評価する統計指標の一つで、ピッチャーのコントロール、奪三振の能力、ホームランを許す頻度を基にしています。
FIPは、守備の影響を受けずにピッチャー自身のパフォーマンスのみを測定しようとするもので、実際の防御率(ERA)に対してピッチャーがどれだけ自身の守備に依存しているか、またはその逆かを示します。
FIPは、奪三振、与四死球、被本塁打のみを考慮することで、ピッチャー自身の責任と考えられる結果に焦点を当てます。
理論的には、FIPはピッチャーの将来のERAを予測する上でERAよりも信頼性が高いとされています。
これから野球を始める人のための準備
野球を始めるにあたって必要な準備は、装備の準備から基本ルールの理解、基礎体力の構築に至るまで多岐にわたります。
以下に、野球を始めるための主要な準備項目をリストアップします。
装備の準備
- グローブ: 野球をする上で最も重要な個人装備。ポジションによってグローブの種類が異なります(内野手用、外野手用、キャッチャーミット、ピッチャーグローブなど)。
- バット: 打撃用のバットも自分に合ったものを選びます。材質(木製や金属製)、長さ、重さには多様性があります。
- ヘルメット: 打席に立つ際には安全のためヘルメットを着用します。チームで共用することもありますが、個人用を準備するのも一般的です。
- スパイク: 草地や土でのプレイに適した野球用のスパイクを選びます。トレーニング用と実際の試合用とで異なる場合もあります。
- 守備用キャップ: 太陽光を遮るためや、頭部を保護する目的でキャップを着用します。
- ユニフォーム: チームに所属する場合、チームユニフォームを準備します。
- その他: 打者用手袋、ボール、練習用具などが必要になることもあります。
基本ルールの理解
- 野球の基本ルールや用語を学びます。試合の流れ、各ポジションの役割、スコアリング方法などを理解することが重要です。
基礎体力と技術の向上
- 体力作り: 走力、筋力、持久力を高めるトレーニングを行います。野球は爆発力と持続力が求められるスポーツなので、全体的な体力作りが大切です。
- 基本技術の練習: 投げる、捕る、打つという基本動作の技術を練習します。特に、正しいフォームでの投球練習とキャッチング、バッティングの基本を身につけることが大切です。
メンタルの準備
- スポーツマンシップやチームワークの精神を育て、試合に負けたときの対処法やチームメイトとのコミュニケーション能力を高めます。
チームやリーグへの加入
- 練習や試合に参加するためのチームやリーグに加入します。地域のリーグやスクール、クラブチームなど、自分のレベルや目的に合った場所を選びます。
野球を始めるためには、これらの準備が必要ですが、最も大切なのは野球を楽しむ心と、向上心を持ち続けることです。
基本からコツコツと練習を積み重ね、徐々に自分のスキルを向上させていくことが重要です。