スケートボード用語集

目次

スケートボード用語集

 

 

自由に表現し、より良いトリックのために努力し、挑戦する!

スケートボードの魅力は多岐にわたります

 

はじめのうちは転んで転んで・・・

体中が痛くなるかもしれませんが

それでも諦めなかった人が、他人に尊敬されるプレーヤーになれるんです

 

このページではスケートボードの簡単な用語をまとめてあります

これからスケートボードに挑戦してみたいと思っている人は

まずは、スケートボードの用語を下調べしておいてください

 

 

あ行

 

秋葉原

JR秋葉原駅前に位置する、スケートボード(半)公認の広場。

なめらかな路面と高いプランターが特徴で、ストリートスケーターに愛されるスポットです。

Choice ClothingやスケートチームFlowerの発足地でもあり、岸谷五郎をフィーチャーしたTOSHIBAの広告で知られています。

このスポットは1993年2月にオープンし、2001年7月に閉鎖されました(RIP)。

 

アクセル

トラックのハンガーから出ているウィールを装着するための棒。

 

アサダ・マオ

360ヒッピージャンプの別名。

360度回転する様子が浅田真央の美しい演技(実際はトリプルアクセル)に似ているとされ、Toriotoko一派のパイロット加藤くんが提案したと言われています。

 

アジェンダ

年に2回、ロングビーチとラスベガスで催される、スケート、サーフ、ストリートファッションを中心とした総合展示会。

 

アスショット

(日本の動画や写真でよく見かける)スケート映像や写真などで、ケツのアングルで撮影すること。基本的にはカッコ悪い。

 

アーリーグラブ

オーリーまたはジャンプする前に、最初からグラブ(掴む)すること。

 

アンダーグランド

無名な存在。

 

インヴァート

トランジションでコーピングを掴んで逆立ちするトリック。さまざまなバリエーションが存在します。

 

インスタフェイマス

Instagram上で知名度があるが、現実のスケートボードコミュニティでは注目されていない人。

 

インディエアー

バックサイドエアーの前方でのグラブ。1970年代後半にガナー・ハウゴによって最初に試みられ、1980年代にデュエイン・ピータースが「インディエアー」と命名。

このトリックにおいては、タックニー(足を曲げる動作)が必要ないという暗黙の了解があるとかないとか。ちなみに、バックサイドエアー以外では「インディグラブ」ではない。

 

ヴァルデス・チャレンジ

拝み手を高々と上げ、気合を入れて細いスケッチーな場所に挑むDime Glory Challengeの競技。

サンフランシスコのスケーター、ジョー・ヴァルデスが発案。

 

ウィール

スケートボード用のタイヤで、ウレタンでできている。日本語読みでは「ホイール」。

 

ウィールウェル

デッキのウィール部分に設けられたくぼみで、ウィールバイトを防ぐためのもの。

 

ウィールバイト

ウィールがデッキに擦れてスピードが減る現象。

トラックのブッシュが緩すぎたり、トラックの高さに対してウィールが大きすぎたり、体重が一点にかかりすぎると発生する。

 

ウィールベース

前後のウィール間の長さ。

個人差があるが、基本的にウィールベースが長いほど安定感がありつつ小回りが効きにくく、短いほど小回りが利きやすくなる。

 

ウォーリー

オーリーで壁に当て込むトリック。

ナタス・カウパスが考案した。

 

ウォールライド

壁に走る技術。その名の通り、壁を走ることから「ウォールライド」と呼ばれる。

ナタス・カウパスが広めた。

 

ヴァルカナイズドソール

長い歴史を持つシューズの製造方法で、シューズ本体とソールの間に固まっていないゴムを挟み、高温と圧力で硬化させる方法。

ソールの周囲にゴムテープが貼られており、柔軟性がありボードの感触が優れている。

 

右翼バンク

東京都下町某所の鉄道沿いに広がる理想的なクォーターパイプ。

隣には大御所右翼の指導者の邸宅があり、電車が通り過ぎる瞬間を狙って攻めないと後悔することになります。

このスポットは『怒りと威嚇』(1990年)にも収録されています。

 

エクステンション

トランジションが他の部分よりも高く延びている部分。

 

エルトロ

カリフォルニア州レイクフォレストにあるEl Toro高校内に位置する20段のステアとハンドレール。

ハンマートリックの最終解脱スポットであり、超絶ビッグサイズのスポットをエルトロ級と呼ぶこともあります。

 

エンダー

ビデオパートの最後に配置されるラストトリックのこと。

ホイットニー・ヒューストンの「エンダ〜」はANDですのでお間違いのないように。

 

オブスタクル

主にスケートパークでスケートをする対象物。直訳すると障害物。

 

オーリー

テールを叩いて空中に浮くテクニックで、アラン・ゲルファンドが発明しました。

 

オールドスクール

保守的または伝統的なスタイル。

スケートコミュニティでは通常、1980年代までの時代のスタイルを指します。オジさん世代とも呼ばれます。

 

 

か行

 

カップソール

シューズのアッパーとミシンで縫い付けられた、立体的に形成されたソール。

軽量でありながら、機能性やクッション性にも優れています。

 

カバーボーイ

スケート専門誌の表紙を、文句なしのスケート写真で彩った人物を称賛する言葉。

ファッション誌などはスケートスキルとは無関係なため、単なる表紙のモデルとしての意味合いも含まれます。

 

神風フリップ

大阪の芝田 元が考案したトリック。

フェイキーブラインド側のキャバレリアルにフロントフットインポッシブルを組み合わせ、さらにバックサイドグラブを加えるもの。

 

カーブ

歩道の縁石。

ただし、すね以上の高さの縁石は通常カーブとは呼ばず、レッジやブロックと呼ばれます。

 

キックアウト

スポットから追い出されること。

一般的には不快な行為の結果として使用されます。

 

キャバレリアル

フェイキーからノーハンドで360度回転するトリック。

180度の場合はハーフキャブと呼ばれ、360度の場合はフルキャブ(キャバレリアル)となります。

このトリックの発案者はスティーブ・キャバレロです。

 

キャッチ

回転したボードを足でしっかり捕らえること。

 

ギャップ

くぼみや植え込み、草むらなどを飛び越す際の幅の総称。

 

キャノンボール

ノーズとテールを同時に掴んでオーリーせずに飛び上がるトリック。

 

キンク

ハンドレールまたはハバレッジの中で折れ曲がっている部分。

 

キーホール

カギ穴の形をしたスケートプール。

 

キングピン

トラックのハンガーとベースプレートを繋ぐためのボルト。

 

グーフィースタンス

進行方向に対して右足が前にくるスケートボードのスタンス。

 

グリップテープ

ボードの表面に貼るザラザラした滑り止めのテープ。デッキテープとも呼ばれる。

 

ゲイツイスト

キャバレリアルのミュートグラブ版。ノーハンドではなくグラブするのが「ゲイ(ダサい)」とされたことで名付けられた。このトリックの発案者はニール・ブレンダー。

 

ケイブマン

デッキを手に持ったままスライドやグラインドなどのトリックを行うこと。

直訳すると「石器人」で、テールを叩かない原始的な動きを指す。

 

ゲットーバード

ハードフリップの空中リバート(ノーリーでも可)。

このトリックの名前は、スラングでゲットーエリアの上空を旋回するLAPDのヘリコプター「ゲットーバード」に由来している。

カリーム・キャンベルがこのトリックを行った際、両腕を広げて宙を舞う様子がゲットーバードに似ていたことから名付けられた。

 

ゴー・スケートボーディング・デイ

2004年にIASC(International Association of Skateboard Companies)が設定したスケートボードの日(6月21日)。

この日は世界各地でスケートイベントが開催されますが、日本は梅雨の影響で雨天中止が多いです。

 

コーパー

トラックに取り付けるハンガー用のプラスチック製プロテクター。

 

コーピング

トランジションのリップに取り付けられたレール。

 

ゴン攻め

全力で攻めている様子。瀬尻稜の東京五輪の実況で話題になりました。

 

コンテスト

大会。コンペティションとも呼ばれます。X Games、Tampa、Street Leagueなどがコンテストの代名詞的存在です。

 

コンボトリック

複数のトリックを組み合わせた複合トリック。

 

さ行

 

サイドナット

車輪をアクセルに取り付けるためのナット。

摩耗が進むと車輪を外すことが難しくなるため、適切なメンテナンスが必要です。

 

シフティ

オーリーをする際、空中でデッキを右や左に振ることを指します。

 

シェアドパート

複数のスケーター(通常は2人)が同じスケートパートを共有することを指します。

国内では「Wパート」とも呼ばれ、おそらくこれは和製英語です。

 

ジャパンエアー

日系フランス人のフィリップ・メントネが清瀬で披露した、ツイークの効いたミュートエアー。

これをトニー・ホークが真似て広めました。

 

ジャブ池

新宿中央公園内にある「ジャブ池」は、’80年代後半から’90年代前半にかけてストリートスケーターの聖地となり、日本のトップスケーターが集まる場所でした。

スケートチームNewTypeの結成地でもあり、入り口の大きな3段の階段でジョン・カーディエルと尾澤 彰がオーリー対決を繰り広げたことでも知られています。

尾澤 彰が先に成功させたエピソードもあります。現在はスケートが禁止され、夏季には子供たちの水遊び場として利用されています。

 

ジャムセッション

コンテストや他のイベントのコース内で、複数のスケーターが混ざり合って滑ること。

 

ジャンプランプ

空中に飛び出すためのランプ。’80年代に主流だったエリア。

また、ローンチランプ(LAUNCH RAMP)とも呼ばれています。

 

ジュードーエアー

トランジションでBacksideエアーをしながら、空中でフロントフットを蹴り出すトリック。

 

ジョックス

特に’80年代のスケーターとは対照的な、マッチョなスポーツ選手。

通常、アメリカの高校でエリート系スポーツに参加するタイプ。

かつてのスケーターは個性派が多かったため、ジョックスとは対立していた。

 

ショーン・ペン

マドンナのバックサイド版。このトリックが考案された当時、ショーン・ペンがマドンナの夫であったことが由来とされています。

マーク・“GATOR”・ロゴウスキがアイデアの提案者でした。

 

白畑公園

茨城県つくば市にあったヴィンテージパーク。

2014年12月、公●党の某議員のパワハラにより40年弱の歴史にピリオドが打たれました。

長らく世界中のスケーターを引きつけ続けた唯一無二のメモリアルスポット

 

スイッチスタンス

通常の(利き足の)スタンスと逆のスタンスでトリックを行うこと。

’90年代前半に確立され、サルマン・アガーがスイッチスタンスのパイオニアの一人として挙げられます。

 

スウェルボー

地面やプール、バーチカルで転倒し、打ち付けた肘が異常に腫れ上がる状態。

Swell(腫れる)とElbow(肘)を組み合わせた言葉。

 

スケッチー

トリックは成功したが、完璧ではなく微妙な状態。

また、ずるいやイケてない人物も指す表現。

 

スケートヴィクティム

スケートボードを愛するはずが、結局はスケートに振り回されてしまい、最終的にはスケートを嫌いになったり、不幸な結果を招いてしまった人々。

 

スケートキー

スケートボードのメンテナンスに特化したツール。

ねじ切りやカラビナの形状など、さまざまな種類が存在します。

 

スケートツアー

スケートを目的とした旅行や撮影活動。

スケートトリップやロードトリップとも呼ばれ、地元のスケーターと繋がったり、地元のスポットを楽しむことがスケートボードの楽しみの一環です。

 

スケートノマド

世界中を放浪し、気ままに生きるスケーター、またはその集団。

スケートボードの醍醐味は、どこでも楽しめることにあります。

 

スケートラット

スケートに夢中で、とにかく滑りまくる人。

スケートコミュニティでは、マシーンや絶倫と同義語とされています。

 

ステア

階段。

 

スティーズ

スタイリッシュで滑らかなスタイル。

Style(スタイル)とEase(容易い)を組み合わせた言葉。

 

ステールフィッシュ

デッキのヒール側の足の間をバックハンドで背中側からグラブするトリック。

スウェーデンのスケートキャンプでトニー・ホークが発案し、「ステールフィッシュ(腐った魚)」という名前が定着した逸話があります。

 

ストール

動きを停止すること。トラックをコーピングなどに当てて動きを止めるのはアクセルストール。

トランジションでハンドプラントの形で耐えることも、「インバートをストールする」と呼ばれます。

 

ストリートプラント

フラットグラウンドで行う逆立ち系トリック。’80年代に広まりました。

 

スニッチ

密告すること。

 

スネーク

スケートパークやミニランプのセッション中に、他のスケーターを無視して自分勝手に滑り、順番を横取りする行為。

また、スタイルやアイデアをコピーする際にも使われる。

 

スパイン

トランジションが背中合わせに設置されたセクション。

頂点で合わさったコーピングが背骨(スパイン)に似ていることが由来。

 

スピードワブル

ダウンヒルで速度が過度に上がり、左右に揺れて制御不能になる状態。

通常、こうなると激しく転倒してしまう。

 

スペーサー

ウィールを取り付ける際にアクセルに通し、ベアリングとベアリングの間に挟む筒状の部品。

これを使うことでアクセルナットをしっかり締めてもウィールがスムーズに回転する。

 

スポッター

見張り役。

 

スポット

スケートに適した場所。

通常、よく滑る場所はローカルスポットと呼ばれる。

 

スポットシーク

新しいスケートスポットを見つける行為。これを行うスケーターはスポットシーカー(SPOT SEEKER)と呼ばれる。

 

スポット逃げ

スキルで対抗できない者が奇妙なスポットに執着すること。

 

スポハラ

難しいトリックを成功させて、スポットを制圧すること。

 

スラッピー

オーリーせずにカーブに飛び込んでグラインドすること。

 

スラム

トリックに失敗して地面に叩きつけられること。一般的には痛みを伴う。

 

スローアウェイフッテージ

本編や他の理由で使用されなかったフッテージ。

 

スローバック

昔の記事や画像をSNSなどで投稿すること。

 

セキュリティ

警備員。スケーターにとっての天敵。

 

セックスチェンジ

スタンスを途中で変えながらトリックを行うこと。

ボディバリアルとも呼ばれる。

 

ソラグラインド

フロントサイドのオーバーターンからのフェイキー5-0グラインド(Ssノーズグラインド)。

白井空良がキラートリックで知られている。

 

 

た行

 

ダークスライド

ハンドレールやレッジなどで、ボードのグリップテープ側を下にしてスライドするトリック。

ケイブマンが発案し、初めてノーハンドで成功させたのはロドニー・マレン。

 

ダウンヒル

坂を下ること。サンフランシスコの急勾配な街が有名で、’80年代にはトミー・ゲレロがこのスタイルを確立させました。

ヒルボム(HILL BOMB)とも呼ばれる。

 

タックニー

グラブする際にヒザを抱え込むスタイル。

脚の間でのグラブはワックとして知られる暗黙のルールがある。

 

ダブルサイドレッジ

幅がウィールベースよりも狭いレッジ。

 

ダブルセット

踊り場が中央にある2つのセットから成る階段。

3つの踊り場がある場合はトリプルセット(TRIPLE SET)と呼ばれる。

 

田町 (TMC)

東京・芝浦にあるある下水処理場脇のミニスケートパーク(3 on 3と併設)。

テールを叩く人専門のストリートスケートの道場。岡田晋と米坂淳之介の2000年代前半のフッテージにより、世界的に有名なスポットへと昇華した。

初代主は森田実で、二代目は今村昌良。駅からパークまでのプッシュ移動は、スケーター間での紳士協定により禁止されている。

マナーを守れない人は地元で思う存分楽しんでください。

 

チキン

臆病者。腰抜け。ビビり。実践せずに口だけの人。

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のビフの発言から広まりました。

 

チップ

デッキのノーズやテールの一部が破損してはがれること。

 

チャイニーズオーリー

段差にウィールを当ててボードを浮かす技。ただし、これは差別的な表現です。

 

チル

リラックスした状態。まったりと過ごしている、あるいは適当に時間を潰しているとき。

 

ツイーク

空中でグラブをし、下半身をスタイリッシュにねじること。

 

デイ・イン・ザ・ライフ

特定の人物の1日を記録した動画作品。411VMの企画からスケーターの間で一般的になった。

 

ディザスター

180度回転してデッキのボトムをリップにあてこむ技。滑らせるときはリップスライドとも呼ばれる。

 

ディスコフリップ

ヒールフリップのボディヴァリアル。

 

ディッチ

斜面になっているコンクリートの水路で、両サイドが傾斜している。

 

デモ

プロや実力派スケーターなどが実演するデモンストレーションの略。

 

テライン

特定のセクションではなく、トリックを行う対象物全体を指す総称。

 

テール

ボードの末端部分。直訳すれば尾。

 

トップシート

グリップテープを貼るデッキの最上部の部分。

 

ドージョー

品川区天王洲にあるNike SBのスケートボード専用施設。

滑走料が無料で、全天候型でセクションも充実している。

 

ドープスケッチ

スケッチーだけれども、その独特な雰囲気がかっこいいので許容されること。

和製英語(ジャングリッシュ)のため、海外での理解度は不透明。

 

トラック

ボードとウィールを結ぶ金属製の部品。

 

トランジション

アールやランプなどの形状を指す総称。トラニーとも呼ばれる。

 

トランスファー

一つのテラインから別のテラインへの移動。

WサイドのテラインでFs側からBs側またはBs側からFs側へ移動して抜けること。

 

トリックセレクション

実践するトリックを選ぶ方法。その選択がセンスを問われる。

 

トレ・ボム

高さ、スピード、質の総合点が高い、非常に大きなトレフリップのこと。

ディラン・リーダーのトレフリップが具体例として挙げられる。

ディラン・リーダーは宮下パークで滑るときに記入する用紙の名前欄にTre-Bombと書き込むことでも知られている。

 

ドロップイン

リップにテールをかけてトランジションに入る行為。

 

 

な行

 

ナーリー

荒々しく、素晴らしく、凄まじい状態を指す言葉。基本的にはポジティブな表現ですが、時折ネガティブな意味でも使用されます。

 

ナインクラブ

SLS(Street League Skateboarding)で9ポイント以上を一つのトリックで獲得すること。

 

ザ・ナイン・クラブ

クリス・ロバーツとロジャー・バグリーがホストを務めるトークショー。

 

ナタススピン

消火栓などの頂上にデッキの腹をかけ、そのままスピンするトリック。

ナタス・カウパスが『Streets on Fire』(1989年)で披露。

 

ニースライド

トランジションなどで転倒した際に、膝のプロテクターパッドを使って滑り落ちること。

 

ニュースクール

新しくて先進的なスタイル。OLD SCHOOLの対義語として使用されます。

 

ネールスライド

フロントサイドとバックサイドの両側に設置されたレッジやレールで、ノーズとテールをかけてスライドするトリック。

ノーズ+テール=ネール(Nose + Tail = Nail)。

 

ノーズ

スケートボードの先端部分。文字通りには「鼻」を指します。

 

ノーズブラントスライド

ノーズを立てて前方に滑らせるトリック。このトリックのアイデアの元祖はマーク・ゴンザレスです。

 

ノーリー

テコの原理を利用してノーズを軽く叩いて、ボードを空中に浮かせる技術。

 

 

は行

 

ハイウォーターパンツ

水浸し(※床上浸水などで水びたし)になってもパンツが濡れない、くるぶしより上に裾が極端に短い、つんつるてんなスタイルのパンツ。

この短い丈が、スニーカーやスケートシューズ、ソックスを際立たせる効果があり、Supremeの『cherry』リリース後に急増した。

ショーン・パブロが最近のアイコンとされているが、’90年代にはエド・テンプルトンなどがパイオニアだった。

 

ハイプ

自分に合った生き方をしていない、ちょっと痛い人。

中身のない名声を求めて無駄に走り回る人。虚構。

 

バックサイドスミス

後方のトラックを使ったグラインドトリック。バートライダーのモンティ・ノルダーが考案。

多くのグラインドトリックのなかでも特に渋いとされている。

 

バックサイドノーズブラントスライド

ノーズを立てて後方に滑らせる、超上級者向けのトリック。

 

バックサイド180ノーズグラインド

バックサイド180からフェイキーノーズグラインドになる技。

日本ではあるスケート誌の知識不足な編集スタッフが誤った表記を続け、結果として”Bs180ノーズピックグランド”という不可解なトリック名が定着した。

正確にはバックサイド180ノーズグラインド。もう一度。バックサイド180ノーズグラインド。

 

ハバ

階段に平行または下っているレッジ。サンフランシスコの有名なスポット、ハバハイドアウトが由来。

 

ハバハイドアウト

サンフランシスコのジャスティン・ハーマンプラザ(通称EMB)の裏手にあったダウンレッジ。

このスポットは世界中の優れたスケーターが集まり、ダウンレッジのスケートのレベルを飛躍的に向上させたアイコン的な場所。

非常に有名なため、世界中のダウンレッジが総じて「ハバレッジ」と呼ばれるようになった。

最初はクラックヘッドがドラッグを隠れて使用していたことから「ハバハイドアウト」と呼ばれるようになったと言われています。

 

バビロン

警察や国家権力を指す言葉。

 

バリアル

デッキを横方向に回転させるトリック。

ノーハンドの「バリアルヒール」や「バリアルフリップ」と呼ばれる使い方は誤りとされています。

手を使わずにデッキを横回転させるのは正確にはシャヴィット。

 

バーチカル

トランジションの最上部が地面に対して直角になっている大型のハーフパイプ。

略して「バーチ」とも呼ばれています。

 

ハーフキャブ

フェイキーからFsもしくはBsで180度回転する技。

ノーリーの場合は「ハーフキャブ」とは呼ばれず、ノーリーFs 180もしくはノーリーBs180となります。

また、スティーブ・キャバレロのシグネチャーモデルの名称でもあります。

 

バーリー・グラインド

Fs 180からのSsスミスグラインド。ドニー・バーリーの多様な実践により、このトリックが確立されました。

 

バック・トゥ・バック

「連続」を指す言葉。例えば、「バック・トゥ・バックでトリックをメイクする」といった使い方があります。

 

バックサイド

進行方向の後ろ側に対象物がある場合(縁石、壁、レールなど)。略してBsとも表現されます。

 

バックスリー

バックサイド360オーリーの略称。

1980年代後半には、マット・ヘンズリーらによってクールな技として確立されました。

 

バンク

傾斜のついた面。この言葉の綴りは「銀行」と同じです。

 

ハンガー

トラックのウィールを繋いでいる部分。グラインドをする部分を指します。

 

ハンドレール

手すり。

 

ハンマー

非常に大きな技や極めて難しい技を指す言葉。

 

パンピング

トランジションで行う膝を使ってスピードをつけるアクション。

 

ヒッピー・ジャンプ

スケートボード滑走中にデッキからジャンプし、足を完全に離してレールやバーなどを超え、再びデッキの上に戻る技。

180度回転する場合は、ヒッピー180やヒッピーボディバリアルなどと呼ばれる。

一部で360オーリーのことをヒッピーと呼ぶこともあるが、これは特異な使い方とされています。

 

ヒップ

バンクやクオーターパイプが「ハ」の字に配置された形状。

また、ボウルなどでリップがせり出した箇所も指す。

 

ビタビタ

完成度高く的確にトリックを決める様子。

フリップトリックでデッキがバッチリ足元でキャッチされている状態。

 

ビデオスター

ビデオや映像作品でスケートがうまい風に演出されているが、実際に生で見るとそれほどスキルがなかった…なんて人。

 

ファイブ・オー

警察のこと。アメリカの警察コード。

トリック名の5-0と同じ呼び方。「ファイブ・オー!」と誰かが叫んだらとりあえず逃げるか隠れる。

 

ファイヤークラッカー

ダウンステアーでテールをあてこむ技。

 

フィッシュ

魚眼レンズ(フィッシュアイ)の映像。

 

フェイキー

後向きに進むこと。

 

フェイキーディザスター

日本だとなぜかガムチョップで定着している。

Rやランプなどのリップでフェイキーからデッキのボトム部分を腹掛けする技。

 

フォー・ワン・ワン

ステーブ・ダグラスとジョシュ・フリードバーグが’93年に始めたスケートボードのビデオマガジン。

ちなみに411とはアメリカの電話案内サービスの番号(日本だと104)。“情報”を入手するという意味で、電話番号案内の数字をタイトルに採用。

国内外のシーンをフィーチャーしたり、無名のスケーターを発掘したり、さまざまな形でスケートコミュニティに貢献。

 

フォトメイク

動画では捉えきれないが、写真には映えるメイクのこと。

例えば、メイク後に手を地面に思い切りついていたり、メイク後に乗りゴケしていたりする様子が含まれます。

 

フッテージ

映像やクリップのこと。また、証拠としても使われます。

 

フモラー

貢献や還元がなく、生産性の低い人。スケートコミュニティにおいて全く寄与していない業界関係者などを指す。

不毛であることを表現しており、ザコとも同義です。

 

ブラインドサイド

身体を背中側に回転させること。主にノーリーで回転する際に使われ、見えない方向に回ることから「ブラインド(盲目)サイド」と呼ばれています。

 

フラットスポット

ウィールの一部分だけがすり減ること。

日本ではパンクとも呼ばれます。

 

フラットバー

平行なレール。街中やパークに設置されたもので、高さに制約がない場合も含まれます。

国内ではフラットレールとも呼ばれます。

 

フロントサイド

進行方向の前に対象物がある場合(縁石、壁、レールなど)。

Fsとも表現されます。

 

フローター

テールを叩かずに、キツいアールの力を利用して飛ぶこと。

 

プッシュ

足で漕ぐ行為。進行方向に対して後ろ足で地面を蹴ります。

 

プラザ

ストリートを模したスケートパークの形態。

 

プラットフォーム

ランプやバンクなどの上にある、人が立つ部分。

 

プリモ

ボードが横になり、トラックのアクセルが地面に対して直角になった状態。

フリースタイラーのプリモ&ダイアン・デザデリオ夫妻が発案したトリック。

フリップトリックを試みた際にプリモになると、恥ずかしい&痛い結果につながります。

 

プレミア

ビデオパートや動画の完成試写会を指す言葉。

プレミアショーとも呼ばれます。

 

プロ/プロスケーター

自称プロや大会プロなどは様々ですが、世界標準ではデッキカンパニーからシグネチャーモデルをリリースし、かつ職業として税金を納めている人を指します。

 

プロップス

相応の尊敬やリスペクトを指す言葉。

 

プール

すり鉢状の空のプール。

 

ヘッシュ

ファッション的に荒々しくラフなスケートスタイルを好むスケーター。

主にコンクリ系の白人スケーターを指します。

 

ベアリング

ウィールの回転に欠かせないステンレス製の部品。

 

ベースプレート

トラックのデッキをつなぐ部分。

 

ボウル

すり鉢状でスケート用に作られたプール。

 

ポップ

テールを弾んで、バネを利用して空中に飛び上がる力。

 

ホロー

空洞の意味。トラックのアクセルやキングピンの中央をくり抜くことで軽量化を図ること。

ウィールにも適用されることがあります。

 

ポーザー

外見だけが一丁前で、実際にスケートができない人。

 

ボンレス

進行方向の後ろ側の手でデッキをフロントサイドでグラブし、後ろ足をテールにつけたまま前足で地面を蹴って飛び上がるトリック。

このトリックの発案者は’80年代に活躍したGSDことゲイリー・スコット・デイビス。

 

 

ま行

 

マーブル

大理石のことであり、スケーターたちの人気アイテムです。ただし、チョコレートではありません。

 

マックツイスト

アールでBs 540に前方の縦回転を加えた技。

このトリックはマイク・マクギルによって考案されました。

 

マドンナ

トランジションでリップを飛び抜けてフロントサイドに180度回転し、空中でノーズを前の手で掴みながら、同時に前脚を後方に蹴り出してテールをコーピングに叩きつけるトリック。

トニー・ホークが考案者です。

 

マドーリー

マドンナのノーグラブ版。

 

宮下公園スケートパーク

渋谷の宮下公園内にある通称Nikeパーク。

このスケートパークはストリートコースとボウルが備えられ、国内外のスケーターたちに利用される都会のオアシスとして知られています。

 

ミニランプ

比較的小さなサイズのハーフパイプの総称。

 

ミニランチャンプ

ストリートスケートは苦手だが、ミニランプだけが得意な人への軽蔑の表現。

海外ではミニランプが基本的な遊び場であるため、そのスキルは評価されません。

 

ミュート

進行方向の前の手で前脚のヒザを抱え込むグラブ。

 

メソッド

空中でバックサイドグラブをしながらエビ反りになるトリック。

 

メディアインセンティブ

ブランドロゴ入りのアイテムを着用または使用してメディアに露出した場合に、PR代行費としてメーカーやブランドからライダーへ支払われる対価。

依然として映像よりも紙媒体が重視されるという誤った認識が存在することに注意が必要です。

 

モンゴプッシュ

進行方向に対して前足で地面を蹴るプッシュの方法。

 

モールグラブ

トラックのハンガー部分を持つ持ち方。

この名前の由来は、モールに集まるポーザーたちの持ち方から来ています。

 

 

や行

 

八重洲ウォール

東京駅八重洲口に位置するほぼ垂直なウォール。特に入り口のバンクの狭さと、ウォール上にある大丸の看板が迫力を感じさせます。

このスポットは’80年代から’90年代の東京を代表するスケートスポットの一つです。

 

ヤンク

手を使って(主にフロントグラブ)内側に入ることをヤンクインと呼び、手を使って外側に出ることをヤンクアウトといいます。

 

ヤングガン/ヤングバック

注目を集める若手スケーター。勢いがあり、将来を嘱望される新進気鋭のアスリート。

 

 

ら行

 

ライザーパッド

トラックの高さを変更するアイテム。

 

ライン

複数のトリックを連続で決めること。

この概念は日本では「ルーティン(ROUTINE)」とも呼ばれます。

 

ラヴパーク

フィラデルフィアにある世界的に有名なスケートスポット。

スケートプラザの典型で、LOVEを形どったモニュメントが特に有名です。

初代主催者はロジャー・ブラウンであり、リッキー・オヨラが広くLOVEの名を知らしめました。

 

ラグドール

デッキからデッキへの飛び移り技。着地点にあらかじめ予備のデッキを設置してステア上から跳び移るトリック。

Ragdollことアンソニー・スカラメアが得意なことからそう呼ばれています。

 

ラッパー

テール側のトラック(リアトラック)のベースプレートとキングピン部分に装着するプラスチック製プロテクター。

 

ラン

コンテストでの出場。

 

リアルスケーター

スケートボードを心から楽しんでいる全てのスケーター。

 

リキャップ

まとめ。総集編。

 

リッパー

素晴らしいスケートで魅せるスケーターのこと。

Powell Peraltaのスケートビデオのオープニングに登場する骸骨も「リッパー」と呼ばれています。

 

リックフリップ

フェイキービッグヒールのこと。

1990年にリック・ハワードが初めて披露し、当時所属していたBlockheadのビデオ『Adventures in Cheese』にて確認できます。

 

リップ

トランジション最上部のへりの部分。

 

リップグリップ

主に80年代に使用された、デッキのグラフィック面に貼ることでデッキをつかみやすくするためのテープ。

ジャンプランプ時代には愛用されたアイテム。

 

リバート

トリックを着地した後にウィールを引きずりながら180度回転させること。

 

レギュラースタンス

進行方向に対して左足が前にくるスケートのスタンス。

 

レジェンド

長年にわたりスケートコミュニティの発展とスケートボードの進化に貢献した人々。

年寄りとは異なる言葉なので注意が必要です。

 

レセプションマン

スケートやファッション関連のレセプションパーティに招かれていないのに、必ず出現する人。

 

レッジ

花壇やベンチなど、ブロックトリックに使うテライン。

主に臑以上の高さ。

 

レールバー

ボードの腹側に取り付けられるプラスチック製のバー。

ラフなテラインでスライドがしやすくなり、ボードのグラフィックが削れにくくなる。

 

ローストビーフグラブ

1980年代に故ジェフ・グロッソによって考案されたトリック。

股の間から後方の手を通し、デッキのかかと側を掴む。グロッソ自身もこのトリックを「ダサい」と評していました。

東京五輪女子パーク予選でリジー・アーマントがグロッソに敬意を表して披露。

 

ロールイン

プラットフォームからトランジションにテールを叩くことなく、スムーズにインすること。

 

ロングレンズ

引きの映像を指します。

 

 

わ行

 

ワック

おしゃれじゃない人。かっこ悪い人。

 

ワックス

レッジやレール、コーピングのすべりを良くするための軟らかい物質。

通常は手のひらサイズの固形となっている。誰かに貸すと、基本的に戻ってこないことがある。

 

ワッシャー

ベアリングとサイドナット、キングピンナットとブッシングの間に挟まれ、それらを調整しナットの回転を防止する部品。

 

ワッツアップ選手権

合同展示会やイベント会場で、無難で感情のこもっていない挨拶を続けることを指す言葉(注:新語。海外では通用しない)。

 

AtoZ

 

ABD

スポットで既に成功したトリック。既にその場所で成功している技。

 

BSTS

美しいフォームで行われるバックサイドテールスライドの略。

フォトジェニックなトリック。

 

DNL

Did Not Landの略。着地に失敗した写真を掲載しているもの。

 

G

ギャングスターの略。

非常に素晴らしく、極めて危険、非常に素晴らしい場合に使用される賛辞。

 

G.O.A.T.

Greatest Of All Timeの略。歴史上最も優れた人物という意味。

 

NBD

Never Been Doneの略。過去に成功していない初めてのトリック。

 

NOS

New Old Schoolの略。未使用で新品同様のオールドスクールなギア。コレクターにとって重要な言葉。

 

OG

Originalの略。初期のスケートボードカルチャーに関連すること。

 

PK

警察や権威に模倣されること。

 

POTY

POSER OF THE YEAR。1年間で最もスケートをしなかったか、スケーター風な人に与えられる非名誉な称号。

 

RAW

生々しいスケートスタイル。

 

RIDE THE BEST, FUCK THE REST

Independent Trucksのスローガンの一つ。大意としては「ベストなものを使え、他はクソだ」。

 

SOTY

Skater Of The Yearの略。Thrasher誌が毎年選ぶ、その年で最も活躍したスケーターに与えられる名誉ある称号。

 

YES SKATEBOARDING

No Skateboardingの反対語。スケートボードを全面的に肯定する、最もポジティブなフレーズ。

 

 

終わりに

 

 

スケートボード用語集はいかがでしたか?

 

コツを掴んでないスケートボード初心者は、転びまくることでしょうが

1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月とスケートボードに乗っているうちに

自分の上達を実感できることでしょう

 

スケーター同士助け合って、自身の体力と技を向上させていきましょう

ぜひ、スケートボードをプレイしてみてくださいね

 

sportsmanTOPに戻る

 

Pocket
LINEで送る