目次
- 1 ラグビー用語集
- 2 あ行
- 2.1 アーリーエンゲージ
- 2.2 アーリータックル
- 2.3 アーリープッシュ
- 2.4 I(アイ)システム
- 2.5 アイランダー
- 2.6 アクシデンタルオフサイド
- 2.7 アップアンドアンダー
- 2.8 アドバンテージ
- 2.9 アドバンテージオーバー
- 2.10 アフターマッチファンクション
- 2.11 アライメント
- 2.12 アンストラクチャー
- 2.13 アンブレラディフェンス
- 2.14 イエローカード
- 2.15 イリーガルホイール
- 2.16 インゴール
- 2.17 インジュアリータイム
- 2.18 インターセプト
- 2.19 インテンシティ
- 2.20 インテンショナルノックオン
- 2.21 ウィング(WTB)
- 2.22 HIA(Head Injury Assessment)
- 2.23 8単
- 2.24 S&C(strength and conditioning)
- 2.25 エッジ
- 2.26 エリアマネジメント
- 2.27 オーバーザトップ
- 2.28 オーバーラップ
- 2.29 オープンサイド
- 2.30 オールブラックス
- 2.31 オフサイド
- 2.32 オブストラクション
- 2.33 オフフィート
- 2.34 オフロードパス
- 2.35 オンサイド
- 3 か行
- 4 さ行
- 4.1 GPS(Global Positioning System/ Satellite)
- 4.2 シェイプ
- 4.3 ジャッカラーの安全
- 4.4 ジャッカル
- 4.5 シャドー ブレイク
- 4.6 順目
- 4.7 ショートラインアウト
- 4.8 ショットクロック
- 4.9 ショルダーチャージ
- 4.10 シンビン
- 4.11 スクラム
- 4.12 スクラムハーフ(SH)
- 4.13 スコッド
- 4.14 スタンドオフ(SO)
- 4.15 スチール
- 4.16 ストラクチャー
- 4.17 スプリングボクス
- 4.18 スリーチアーズ
- 4.19 スローフォワード
- 4.20 スローワー
- 4.21 スワーブ
- 4.22 セービング
- 4.23 セット
- 4.24 セットプレー
- 4.25 セブンズ
- 4.26 センター(CTB)
- 4.27 センタースクラム
- 5 た行
- 6 な行
- 7 は行
- 7.1 バージング
- 7.2 ハイタックル
- 7.3 ハイパント
- 7.4 パイルアップ
- 7.5 バインディング
- 7.6 バインド
- 7.7 バックドア
- 7.8 バッファロー
- 7.9 「バンカー」システム
- 7.10 ハンド
- 7.11 ハンドオフ
- 7.12 ハンドリング
- 7.13 ピックアップ
- 7.14 ピラー(ポスト)
- 7.15 フィジアンマジック
- 7.16 50:22(フィフティ・トゥエンティトゥ)
- 7.17 フェアキャッチ
- 7.18 フェーズ
- 7.19 フェッチャー
- 7.20 フォールディング
- 7.21 フッカー(HO)
- 7.22 フッキング
- 7.23 フットアップ
- 7.24 フライハーフ
- 7.25 フライングウェッジの反則
- 7.26 ブラインドサイド
- 7.27 ブラッドビン
- 7.28 フランカー(FL)
- 7.29 フリーキック
- 7.30 ブリッツディフェンス
- 7.31 ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ
- 7.32 フルハウス
- 7.33 フルバック(FB)
- 7.34 ブレイクダウン
- 7.35 ブレーキフット
- 7.36 プレースキック
- 7.37 プロップ(PR)
- 7.38 フロントドア
- 7.39 ヘッドキャップ
- 7.40 ペナルティキック
- 7.41 ペナルティゴール
- 7.42 ペナルティトライ
- 7.43 ペネトレイター
- 7.44 ホイール
- 7.45 ホールディング
- 7.46 ホーン
- 7.47 ボックスキック
- 7.48 ポッド
- 8 ま行
- 9 や行
- 10 ら行
- 11 わ行
- 12 終わりに
ラグビー用語集
男と男のぶつかり合い!
ボールを持つ相手を追いかけていつでも全力疾走!
ラグビーは非常に体力と精神力が必要なスポーツですが
その迫力は見ている者に強い高揚感を与えます
一度、ラグビーの試合を見ればアナタもすぐにその魅力に取りつかれてしまうことでしょう
このページでは、ラグビーの用語をまとめて解説してあります
W杯に向けてラグビーのことを調べたい人や
純粋にラグビーの観戦を楽しみたい人、これからラグビーをやってみたい人達に向けたページですので
ラグビーに興味のある全ての人達のお役に立てれば幸いです
あ行
アーリーエンゲージ
スクラムでレフリーの「セット」のコールよりも前にスクラムを組むことは反則であり、相手にはフリーキックが与えられます。
アーリータックル
相手がボールを持つ前に行うタックルは反則であり、ペナルティキックが与えられます。
ラグビーは闘争心を燃やすことが大事ですが、ルールはしっかり守りましょう!
アーリープッシュ
スクラムでボールが投げ入れられる前に相手を押す行為は反則であり、相手にフリーキックが与えられます。
ルールをしっかり守って紳士的にプレーしましょう
I(アイ)システム
イタリア代表が得意とするサインプレーからのアタックで、主にセットプレーからバックスの選手を縦(Iの字のよう)に配置してアタックを仕掛けます。
アイランダー
ラグビーワールドカップ出場の常連国である南大平洋に浮かぶフィジー、トンガ、サモアの3カ国を指し、身体が大きく、運動能力に優れた選手が多いのが特徴です。
アクシデンタルオフサイド
ボールを持ったプレーヤーが自分より前にいる味方のプレーヤーにぶつかり、偶然に起こったオフサイド。
その場所から相手ボールのスクラムで再開されます。
アップアンドアンダー
高いキックを蹴って、相手がボールをキャッチしようとする際にプレッシャーをかけ、ボールを獲得して再び攻撃に転じる戦術。
この戦術は一般的に「キックアンドラッシュ」とも呼ばれます。
アドバンテージ
反則された位置よりも地域的、状況的に、反則された方が有利とレフリーによって判断された場合、試合を中断せずにそのままプレーを続行すること。
その後、反則されたチームが不利になると、遡って反則を適用します。
フットサル(サッカー)で使われるアドバンテージと同じ
アドバンテージオーバー
アドバンテージを得たチームがそのまま攻め続け、有利になり、反則を適用しなくてもいいと審判が判断すること。
この合図で、アドバンテージは解消されます。
アフターマッチファンクション
試合後に敵味方を問わず関係者が集まり、飲み物や軽食を共にし、互いに称賛しあう会。
大学生以上は場合によっては軽くお酒も楽しむことがあります。単に「ファンクション」とも呼ばれます。
アライメント
文字通り、選手が列をなして立っている状態を指し、「アライメントが良かった、悪かった」という言葉で使われる。
アタックやディフェンスの際に使用され、アタックラインやディフェンスラインの代わりにアライメントと呼ばれます。
アンストラクチャー
ターンオーバーや相手のミスなどにより攻守が入れ替わり、まだプレーが整っていない状態を指します。
アンストラクチャーからのアタックは大きなチャンスとなるため、各選手の判断力が非常に重要です。
アンブレラディフェンス
ディフェンスの戦術の一つで、ディフェンスラインを形成する中でセンターや中盤の選手が前に出ることで、傘のような形状を作ります。これにより相手の外へのパスを遮断し、展開を阻止することを狙います。
イエローカード
悪質な反則や繰り返しの反則に対して与えられ、10分間の退場処分(シンビン)が科せられます。
イリーガルホイール
スクラムを故意に回す反則であり、相手チームにペナルティキックが課せられます。
インゴール
ゴールラインとデッドボールラインの間のエリアであり、相手陣のこのエリアにボールをグラウンディングすればトライとなります。
自陣のインゴールにてボールを持ち込んでグラウンディングした場合は、相手ボールの5mスクラムで再開されます。
インジュアリータイム
ケガの治療などにより試合が中断される時間を指します。
ラグビーで怪我するのは日常茶飯事。でも戦う男はカッコいい!
インターセプト
相手のパスを途中で奪う行為であり、これが成功すると大きなチャンスが生まれます。
インテンシティ
「強度」を表す言葉で、チーム力向上のためには高いインテンシティでの試合が不可欠です。
インテンショナルノックオン
正確にはディリバレイトノックオンと呼ばれ、故意にボールを叩き落とすなど、意図的にノックオンを行い相手のプレーを妨げる行為です。この反則がトライを妨げた場合、ペナルティトライが与えられることもあります。
ウィング(WTB)
バックスのポジションで、正確にはウィング・スリークォーターバックスと呼ばれます。
主な仕事はトライを決めることで、通常は11番や14番の背番号をつけます。
HIA(Head Injury Assessment)
脳振盪の疑いのある選手を一時退出させ、専門家が脳振盪を確認するプロセスです。
選手は最大10分間、一時交替の選手が出場できます。
8単
スクラムを起点としたアタックで、NO8(ナンバーエイト)がスクラムからボールを拾い上げて自らアタックするサインプレーです。
特にゴール前のスクラムでよく見られ、NO8がボールを持ち出し、相手を引きつけた後にSH(スクラムハーフ)へボールをパスすることを指します。
このプレーは通称「89」(はちきゅう)とも呼ばれます。
S&C(strength and conditioning)
各選手のフィジカルやフィットネスを強化するだけでなく、試合や試合に備えてのコンディショニングの調整も含む言葉です。
今や、プロアスリートではないアマチュアの試合でもコンディショニング調整するのは当たり前です
万全な状態で試合に望みましょう
エッジ
サイドライン際を指す言葉で、フィールドの端っこを表します。
エリアマネジメント
陣地(エリア)を考慮してゲームを組み立てることを指します。
エリアを取って敵陣にいる時間が増えれば、トライやペナルティゴールのチャンスが広がりますが、逆に自陣にいる時間が長くなると相手に得点のチャンスを与えることになります。
敵陣での戦い方や自陣からの脱出方法、そしてキックの使い方が重要です。
オーバーザトップ
ラックで、相手側に倒れこんでボールが出るのを妨げる反則。
この行為に対し、相手チームにはペナルティキックが与えられます。
オーバーラップ
通常は「オーバーラップを形成した」「オーバーラップが発生した」といった表現で使用されます。
現代のラグビーではフェイズを重ねることが奨励されていますが、相手のディフェンス枚数よりもアタックの人数が多くなる状態が「オーバーラップ」と呼ばれ、
これはアタック側にとって大きなチャンスとなります。
オープンサイド
スクラム、ラックなどの密集からタッチラインまでの距離が長い方のサイド。
対照的に短い方はブラインドサイドと呼ばれます。
オールブラックス
ニュージーランド代表の愛称で、世界最強のラグビー王国として知られています。
由来は彼らが黒いユニフォーム、パンツ、ソックスを身につけていたことにあります。
オールブラックスは唯一、すべての対戦相手に勝ち越しているチームであり、1987年、2011年、2015年にはワールドカップで優勝しています。
また、試合前にはニュージーランドのマオリ族の踊り「ハカ」を踊ることでも有名です。
オフサイド
ボールのある位置より前からプレーに関与することは禁止されており、この反則に対しては相手チームにペナルティキックが与えられます。
オブストラクション
ボールを持っていない相手プレーヤーを妨害する行為であり、この反則により相手チームにペナルティキックが与えられます。
オフフィート
ラグビーの基本原則に従い、「オンフィート」すなわち両足が地面についたままプレーしなければなりません。
その逆の状態、すなわち足が地面についていない状態を指し、「オフフィート」の状態で相手の球出しを妨害する行為は、
ノットロールアウェイやオーバーザトップといった反則となります。
オフロードパス
タックルを受けつつ行われるパスのことを指します。
タックルを受けて倒れそうになっても諦めないで味方にボールを繋ごう!
オンサイド
ボールを持っているプレーヤーよりも後ろでプレーに参加できる位置を指します。
か行
カウンターラック
相手がラックを形成した後、後ろからまっすぐラックに入り、相手のサポートプレイヤーごと押し込んでボールを乗り越えてターンオーバーするプレーを指します。
これは一部のチームでは「オーバーラック」や「タイガー」とも呼ばれています。
注意が必要で、後ろからまっすぐ入らなかったり、相手のサポートプレイヤーをしっかりとつかまなかったりすると、逆にペナルティを受けることになります。
キックオフ
競技を始めるプレーで、ハーフウェイラインの中央から敵陣にボールを蹴り込む行為です。
キックオフされたボールが相手の10mラインまで届かない場合、再度蹴り直すか、相手ボールのセンタースクラムが行われます。
キックパス
足でボールを蹴るパスのことで、主にスタンドオフなどが前方に蹴って、手のパスでは届かない距離をカバーするために使います。
キックを蹴る選手(主にスタンドオフ)と受ける選手(WTBなど)との意思疎通が非常に重要です。
逆目(ぎゃくめ)
攻撃の流れと逆方向に動くことを指します。接点を起点にして進行中の攻撃を切り替え、逆方向に動くプレー戦術です。
キャップ
国代表同士の国際試合でプレーしたことを示す証で、元々は選手を区別するために帽子を被っていたことに由来しています。
代表に選ばれると帽子が与えられ、これが「キャップ」の起源です。
ギャップ
ディフェンスラインが整っていないことにより生まれるスペースであり、アタック側はこのギャップを狙って攻めることがあります。
キャリー(ボールキャリー)
ボールを持って前進する行為を指し、これを行う選手は「ボールキャリア」と呼ばれます。
勝つためには前進・前進・前進!
キャリーバック
自陣のインゴールにボールを持ち込み、グラウンディングすることを指します。
相手が持ち込んだ場合は、ドロップアウトで再開されます。
給水ルール
給水は通常、前半と後半で2回まで行われますが、気温が高い場合やレフリーが許可する場合はその限りではありません。
追加で給水する場合は、通常はトライ後などに、自陣のデッドボールライン後方か、チームのテクニカルゾーンで行わなければなりません。
ヘッドコーチやディレクター・オブ・ラグビーが給水することはできません。
餃子耳(ぎょうざみみ)
FWの選手によく見られる症状で、耳がタックルやスクラムで擦られて内出血し、硬くなる状態を指します。一般的には「カリフラワーイヤー」とも呼ばれます。
クイックスローイン
ボールがタッチラインから出たとき、ラインアウトが形成される前に素早くボールを投げ込む行為を指します。
ただし、ボールが障害物に当たっていない場合に限り、タッチを割った地点よりも後方から投げ入れなければなりません。
クラウチ
スクラムを組む際にレフリーが最初に発するコールです。
このコールに応じて、FW最前列の3人が腰を落とし、スクラムを形成する体勢をとります。
グラウンディング
プレーヤーが保持しているボールを地面に触れさせること
または地面にあるボールを手や首から腰までのどこかの部分で押さえるようにして倒れることを指します。
クラッシュ
ボールを持ったプレーヤーが直線的に走り、故意に相手にぶつかりながらポイントを得る行為です。
主にFWやセンターが実施します。
グラバーキック
地面を転がす短いキックのことで、俗に「ゴロパン」とも呼ばれます。
クリーンアウト
ブレイクダウンで相手の選手を押しのけ、アタック側がボールを効果的に出せるようにするプレーを指します。
特に、相手の下に入ったり、ロール(胴体を掴んで転がす)して相手を退かせ、ボールを素早く出しやすくすることが目的です。
ゲインライン
スクラム、ラインアウト、ラック、モールなどの中心から、ゴールラインと平行に仮想的に引かれた線を指します。
このラインを越えることで前進したとされ、「ゲインラインを突破した」と表現されることがあります。
ゴールラインドロップアウト
2021年8月から導入された新ルールで、以下の場合にゴールラインの任意の位置からドロップアウトでプレーが再開されます。
攻撃側の選手が相手のインゴールでノックオンした場合、攻撃側がインゴールでボールがヘルドアップした場合、攻撃側のキックが相手側が自陣のインゴールでグラウンディングした場合。
五角形アタック
東海大大阪仰星が得意とするセットプレー、特にスクラムからのサインプレーを指します。
バックスラインの5人を五角形に配置し、相手を崩すためのアタックを展開します。
コミット
トイメンの選手をマークするか、あるいはトイメンの選手にマークされることを指します。
5mスクラム
ゴールラインから5mの位置で組まれるスクラム。
主にキャリーバック(守備側が自陣のインゴールにボールを持ち込んでグラウンディングした)時に行われる再開方法です。
コラプシング
スクラムやモールを故意に崩す反則行為で、相手にペナルティキックが与えられることがあります。
コリジョン
接触や衝突を指す言葉で、最近では様々なコンタクトプレーを指す際に使用されています。
コンテストキック
敵味方がボールを奪い合うような状況を作るためのキックを指します。”コンテスト”は衝突や競り合いを示す言葉です。
コンバージョンキック
トライ後に行われるキックで、トライが確定した地点から蹴ります。
成功すると2点が加算されます。このキックは一般的に「ゴールキック」とも呼ばれます。
さ行
GPS(Global Positioning System/ Satellite)
「GPS」は、グローバル・ポジショニング・システムの略で、衛星測位システムを指します。
トレーニング中や試合中、選手たちはGPSを使用してデータを取得し、それを活用しています。
試合ではジャージーの背中に装着したり、練習ではシャツの下にブラジャー状の器具をつけたりします。
シェイプ
「シェイプ」は広い意味でアタック戦術の「アタック・シェイプ」も含みますが、通常、「シェイプ」と単独で言及されると、アタック時のFWやBKのポジショニングを指します。
近年では、FW3人が「アロー」(矢)の形を作り、浅めに立つ「シェイプ」が一般的です。
また、カウンターからの形も「シェイプ」と呼ばれ、決まったポジショニングや立ち位置が求められます。
ジャッカラーの安全
守備側でジャッカルに挑む選手(ジャッカラー)の下半身を標的にする、あるいは下半身に強い衝撃を与えるようなクリーンアウトは、ペナルティの対象となります。
ジャッカル
倒れた選手からボールを奪うプレーを指し、ジャッカルは元豪州代表ジョージ・スミスの得意技に因み、「ジャッカル」という愛称で呼ばれ、やがてプレー自体の名称となりました。
シャドー ブレイク
ダウンの真後ろやバックドアの選手の内側に配置された選手のことで、ノミネートされにくいような位置取りをしている選手を指します。
順目
アタック時にラックやモールで接点を起点にして攻撃を行う流れの方向を指します。
ショートラインアウト
フォワードの7人全員が参加せず、3~4人など少数で行われるラインアウトを指し、最低でも2人以上が必要です。
ショットクロック
2023年のラグビーワールドカップで導入されたルールの一環で、時間を短縮するための措置です。
トライ後のゴールキック(コンバージョンキック)は90秒以内に実施され、相手の反則後のペナルティキックは60秒以内に蹴る必要があります。
制限時間を越えると無効とされ、つまり失敗となります。スタジアムのビジョンや放送で所定の時間が表示されます。
ショルダーチャージ
危険なタックルであり、肩や肘から相手に激しくぶつかる行為は反則で、相手チームにペナルティキックが与えられます。
シンビン
選手が悪質または危険なプレーを繰り返す場合、その選手を一時的に10分間退場させる処置。
この措置の際、審判はイエローカードを該当選手に提示する。
スクラム
ノックオンやスローフォワードなどの軽い反則の後に試合が再開される際に行われるプレー。
両チームの8人のフォワードがレフェリーの指示に従ってスクラムを構成する。
選手たちは「クラウチ」と呼ばれる姿勢をとり、「バインド」で相手と結びつき、「セット」でスクラムが始まります。
スクラムハーフ(SH)
バックスのポジションで、フォワードからボールをバックスに供給する役割を果たす選手。通称ハーフバックスの一部で、背番号は通常9番です。
スコッド
もともと軍隊用語で「分隊」を指すが、ラグビーでは特定のチームの選手を指す言葉として使われます
スタンドオフ(SO)
バックスのポジションで、司令塔としてプレーする選手。
ハーフバックスの一環で、通常の背番号は10番です。
スチール
ボールを相手から奪うことを指し、特にラインアウトで相手のボールを奪う行為を「スチール」と呼びます。
スチールは相手の攻撃機会を奪い、守備側にとって有利な展開を生む重要なプレーです。
ストラクチャー
攻撃や守備が整然と配置された状態。その反対として、陣形が乱れた状態をアンストラクチャーと呼びます。
スプリングボクス
南アフリカ代表の愛称。スプリングボック(Springbok)は、南アフリカのナショナルアニマルで、サバンナに生息するウシ科の動物です。
この動物の複数形を指してスプリングボクスと呼ばれています。
かつては南アフリカ代表全般の愛称でしたが、ある時期に変更が提案されました。
しかし、当時の大統領であったマンデラがその提案を一人で覆し、現在に至っています。
この逸話は映画「インビクタス-負けざる者たち-」でも詳細に描かれています。2019年のワールドカップでは3度目の優勝を果たしました。
スリーチアーズ
試合後にキャプテンやリーダーが「スリー・チアーズ・フォー○○」(Three cheers for ○○)と言った後、「ヒップ、ヒップ」(hip,hip)と言いながら親指を立て、
他の選手たちも親指を立てながら「フレー」(hooray)と言う儀式。これを3回繰り返すことから「スリーチアーズ」(万歳三唱)と呼ばれています。
エールの交換の儀式であり、終わった後は相手チームが同じように行います。
スローフォワード
ボールを前方に投げる反則。相手のスクラムで試合を再開するときに起こります。
スローワー
ラグビーのラインアウトでボールを投げ入れる役割を果たすプレーヤー。
通常はフッカーがこの役割を担当しますが、他の選手も行うことがあります。
スワーブ
ディフェンダーの外側を巧みにかわすようにプレーすること。
セービング
身を投げ出して地上のボールを確保するプレー。
セット
スクラムの際、審判が発する3つのコールの最後。このコールでスクラムが組まれます。
セットプレー
スクラム、ラインアウト、キックオフなど、試合を再開するためのプレー。
セットピースとも呼ばれます。
セブンズ
7人制ラグビーのことで、7対7で行われ、前後半ともに7分間の試合です。
この形式は1883年にスコットランド南部のメルローズで、肉屋の店員によって考案されました。
2016年からはブラジル・リオデジャネイロ五輪で正式な競技となりました。
センター(CTB)
バックスのポジションで、正式にはセンター・スリークォーターバックス。
背番号は左が「12」、右が「13」で、通常はスクラムやラインアウトに近い側に位置するインサイドセンターが「12」、遠い側のアウトサイドセンターが「13」をつけます。
センタースクラム
ハーフウェイラインの中央で組まれるスクラム。
ボールが10mラインに届かないキックオフや、ボールが直接タッチアウトしたときなどに行われます。
た行
退場
極めて危険で悪質な反則や、2枚目のイエローカードを受けた後に行われる処分。審判がレッドカードを提示します。
ダイレクトタッチ
自陣の22mラインより前で蹴ったボールが、直接タッチラインの外に出ること。この場合、相手がラインアウトで試合を再開します。
タッチキック
ボールを外に蹴り出すキックで、主にタッチラインの外にボールを蹴り出すこと。地域を挽回する目的で行われます。
チャージ
キックで蹴り出されたボールを身体で受け止めるプレー。この際、手に当たってボールが前に落ちてもノックオンにはなりません。
チャンネル
攻撃する地点を指します。ブレイクダウンの真上をチャンネル0、インサイドをチャンネル1、ミッドフィールドをチャンネル2、アウトサイドをチャンネル3と呼ぶことがあります。
チョークタックル
相手の上半身を抱え込むようにタックルして、相手のボールに絡むタックル。
しかし、実際に首にタックルすることは反則となります。
1人がチョークタックルで相手を止め、モールを形成し、ボールを奪うか、味方がフォローしてモールの停滞(モールアンプレアブル)を狙うことがあります。
ちょこパン
わずかに高めのパントキック。
相手のディフェンスラインの裏に蹴り、ボールの再獲得を狙うことがよくあります。
チョップタックル
最もポピュラーで基本的なタックル。チョップ(chop)は「斧などで叩き切る」という意味であり、相手の腰から下に低いタックルで倒すことが特徴です。
周囲に味方がいる場合、相手が倒れた後にジャッカルすることができます。
ティエムオーTelevision Match Official
テレビジョン審判官とも呼ばれ、ビデオ判定を担当する役職です。
ディリバレイトノックオン
インテンショナルノックオンとも呼ばれ、ボールを故意にはたいてノックオンする行為を指します。
ここでの「Deliberate」は「意図的」という意味であり、ディリバレイトノックオンが正式な呼称です。
テクニカルゾーン
自陣ベンチ前にある3m×18mのエリアで、監督やヘッドコーチはこのエリアから指示を出さなければなりません。
また、指定された回数以外の給水もこのエリアやデッドボールライン後方で行わなければなりません。
デコイ
ダミーランナーやブロッカーとも呼ばれ、狩猟で用いる囮(おとり)になる選手を指します。
現代のラグビーではデコイを使って相手のドリフトディフェンスを欺き、外向けの攻撃を仕掛ける戦術が一般的です。
テストマッチ
国の代表同士による国際試合のことを指します。
テリトリー
陣取り合戦の要素も含む地域全般を指し、ラグビーにおいては「テリトリー」の確保が戦略的に重要です。
敵陣に近ければ得点の機会が高まり、逆に自陣に近ければ相手に得点を許すリスクが増します。
テリトリーはエリアとほぼ同義であり、エリアマネジメントはテリトリーを獲得することを意味します。
トイメン(対面)
アタックラインやディフェンスラインで、自分に対面している相手を指します。
もともとは麻雀の用語で、卓の向かいに座っている相手を指す言葉です。
ドライビングモール
相手をモールの形で押し込んでいくプレー。
トラッキング
タックラーがタックルに入るまでの動きや相手を追い込む手法。
トランジション
アタックからディフェンス、ディフェンスからアタックへの局面切り替え。
ドリフトディフェンス
ディフェンスの一形態。相手がパスしたとき、マークしていた選手が流れ、最終的にはタッチラインを味方に加えつつ2対1を作ることを目指す。
相手にゲインを許すこともあるが、破綻が少ない組織的なディフェンス戦術。
ドロップアウト
ボールを一度地面にバウンドさせてから蹴るドロップキックで試合を再開する方法。
ペナルティゴールが外れ、守備側がボールをインゴールでグラウンディングした場合、または攻撃側がインゴールに持ち込んでグラウンディングできなかった場合に行われる。
22mドロップアウトやゴールラインからのドロップアウトがある。
ドロップキック
ボールを地面に落としてから蹴るキック。
ドロップゴール
相手のゴールポストの間とクロスバーの上をドロップキックでボールを通すゴール。このプレーに成功すると3点が得られる。
な行
ナンバーエイト(NO8)
スクラムの最後尾に位置する、フォワード第3列(サードロー、バックロー)の中央ポジション。
この選手の背番号は通常「8」で表される。
ニーリング
スクラムやラックで意図的にひざをついたり、形を崩そうとする反則行為。
これにより相手にはペナルティキックかフリーキックが与えられる。
22mドロップアウト
以下のケースで22mドロップアウトでの再開が行われる。
決まらなかったペナルティゴールやドロップゴール、そして守備側が相手のインゴールにボールをグラウンディングしたり、ボールがデッドになった場合。
さらに攻撃側が相手のインゴールでデッド(外に出た)場合もこの方法で再開される。
22mライン
ラグビーにおいて特徴的で重要なライン。
22mラインとゴールラインの間では守備が有利になるルールが適用されている。
このエリアから蹴り出すキックはノーバウンドでも「ダイレクトタッチ」にはならず、相手の蹴ったボールをノーバウンドで取ると「フェアキャッチ」が認められる。
ネックロール
クリーンアウト(ブレイクダウンで相手をはがすプレー)の際、相手の首に手をかけて横に倒してしまうことは(ペナルティを受ける)反則。
一方で、胴体を持ってロールすることは問題ない。
ノーサイド
試合終了の際の表現。試合が終わると両チームのサイドが消滅し、双方が一堂に会するスポーツマンシップの精神が反映される。
ノーバインド
スクラムからボールが出る前にバインドを外す行為。これが起こると相手にはペナルティキックが与えられる。
ノーバインド
タックル 相手を捕まえるようなタックルではなく、ぶつかるようなタックルは危険であるため、反則行為とされ、相手にはペナルティキックが科せられる。
ノーホイッスル
トライ キックオフからプレーが途切れず、ホイッスルが吹かれることなくトライが成立すること。
ノーボールタックル
ボールを持っていないプレーヤーに対するタックルは反則とされ、相手にはペナルティキックが課せられる。
ノックオン
プレーヤーがボールを前に落とすことを指し、相手ボールのスクラムで再開される。
ノックオンオフサイド
ノックオンしたボールにオフサイドの位置にいたプレーヤーが触れることで、相手にペナルティキックが課せられる。
ノックバック
プレーヤーが手や腕でボールを後ろに落とす行為であり、これは反則ではない。
ノットストレート
スクラムやラインアウトの際に、ボールを入れるプレーヤーが両チームの間に直線的に入れられなかった場合、相手ボールでのスクラムが再開される。
ノット10m(テンメーター)
ペナルティキックやフリーキックを蹴る地点から10m以上後退しない場合、相手にペナルティキックが科せられる。
ノット5m(ファイブメーター)
ラインアウトでタッチラインから5m以内にボールを投げ入れない場合、相手にはフリーキックが与えられる。
ノットリリースザボール
タックルを受けて倒されたプレーヤーがボールを放さない行為は反則であり、相手にはペナルティキックが課せられる。
ノットロールアウェイ
タックルを仕掛けたプレーヤーが速やかに立ち上がらなかったり、相手を離さなかったりしてプレーを妨げると、相手にペナルティキックが科せられる反則。
ノット1m(ワンメーター)
ラインアウトで相手と1m以上の間合いをとらなかった場合、相手にはフリーキックが与えられる反則。
ノミネート
ディフェンスの選手がプレーが停滞している際に、守るべき相手を指定し、それをチームメンバーに伝える行為。
は行
バックドア
FWなどが相手のディフェンスラインに浅く立ち、その後方にアタックライン(シェイプ)を形成し、ダブルラインを構築します。
その後方のアタックラインが「バックドア」と呼ばれます。
バッファロー
ラグビー界ではアフターマッチ・ファンクションなどで、ビールなどのジョッキやグラスを右手で持ってはいけないという暗黙のルールが存在します。
右手でグラスを持っている場合、「バッファロー」と掛け声がかかり、その人はジョッキやグラスの中身を飲み干さなければなりません(牛のひづめが冷たいから「バッファロー」と呼ばれるとされています)。
「バンカー」システム
2023年のラグビーワールドカップで導入されたルールで、時間の短縮を図るためのシステムです。
レフリーが反則をした選手に対して処分を迷った場合、「バンカー」(ファール・プレー・レビュー・オフィシャル)がサポートし、イエローカードが適切かどうかの判断や、迷った場合の10分間の退場を決定することができます。その結果は8分以内にスタジアムなどで発表されます。
ハンド
スクラムやラックで地面にあるボールに手を使った場合の反則であり、相手にはペナルティキックが与えられます。
ハンドオフ
ボールを持ったプレーヤーがタックルしようとする相手を手で突き離して防ぐ行為。
ホイール
スクラムが90度以上回転することを指します。スクラムがこのような回転を行った場合、スクラムはやり直しとなります。
ホールディング
タックルした後に相手を離さず、次のプレーを妨害する反則です。この行為が行われると、相手にペナルティキックが与えられます。
ホーン
前半や試合終了を知らせる音のことです。通常、前後半が40分に達すると鳴らされ、ロスタイムを除き、このホーンの後、プレーが途切れたところで試合が終了します。
ただし、ペナルティが宣告されても試合は終了しません。
ボックスキック
スクラムなどでプレーヤーが密集した裏に向けて高く蹴り上げるキックのことを指します。特にスクラムハーフが頻繁に使用するテクニックです。
ポッド
FWとBKが一体となったユニットを指し、「ポッド」は鯨などの群れを意味します。
このアタック戦術では、「ボールは人より速い」という基本概念に基づき、2つ、3つ、または4つのユニットがグラウンド全体に配置されます。
例えば、グラウンドの中央にはFWのフロントファイブの選手が2つのユニットを組み、両サイドにはFLやNo.8などの大きな選手を配置します。
この戦術は世界中の多くのチームによって採用されており、ゲームコントローラーはSO、FB、またはCTBの2人が担当します。
ま行
マーク
相手チームが蹴りこんだボールをノーバウンドで、自陣22mラインの内側で「マーク」と呼びながら直接キャッチする行為を指します。キャッチしたチームにはフリーキックが与えられます。
マッチオフィシャル
「マッチオフィシャル」とは、いわば「審判団」を指し、レフリー1名、アシスタントレフリー2名、TMOの4人などが含まれます。また、交替指示者(サブコントローラー)などもレフェリーの資格を持つ人が担当します。
ミスマッチ
ボールを持った選手とそれをマークする選手との間で、身体の大きさやスピードが異なる場合を「ミスマッチ」と呼びます。
攻撃側は戦術やサインプレーを駆使してミスマッチを意図的に狙うことがあります。
モール
ボールを持ったプレーヤーを含む両チームの3人以上が立った状態で組み合うプレーのことを指します。
モール・アンプレアブル
モールでボールが出ない状態を指し、相手ボールのスクラムで再開されます。
や行
ユーズイット
審判が密集からボールを迅速に出すように指示する際の言葉です。
ユーズイットの指示があってもボールを出さない場合は反則となり、相手ボールのスクラムが行われます。
ユニオン
英語で15人制ラグビーを指します。
13人制ラグビーの「ラグビーリーグ」(Rugby league)に対し、15人制は「ユニオン」(Union)または「ラグビーユニオン」(Rugby union)と呼ばれます。
ら行
ラインアウト
タッチラインの外にボールが出た後、試合再開で行われるプレーです。
タッチラインと垂直に並んだ両チームプレーヤーの間にボールを投げ入れます。
ボールを外に出したチームではない方がボールを入れますが、ペナルティキックで蹴り出された時は、蹴り出したチームが入れます。
ラインアウトの解消
モールに参加しない選手はマーク・オブ・タッチ(ラインアウトの中心線)から10m離れなければいけません(その中からプレーしたらオフサイド)。
10mのオフサイドが解消(ラインアウトの解消)されるのは以下の場合。ボールまたはボールを持った選手がラインアウトから離れた場合。
タッチラインと5mラインのエリアに入った場合。
15mラインを越えた場合。
ラインアウトからモールやラックが形成されたとき、選手全員の足がマーク・オブ・タッチを越えた場合。
ラグビー校
1823年、イングランド中部・ラグビーの街にあるパブリックスクールのラグビー校で、エリス少年がボールを持って走ったという伝説がラグビーの起源とされています。
そのため、この高校の名前が競技にそのままついた。ラグビー校のエンブレムが赤いバラのため、イングランド代表のエンブレムも赤いバラになったと信じられています。
ラック
地面にあるボールを両チーム合わせて2人以上が立った状態で組み合って奪い合う状態。
また攻めていた方のチームが、地面にあるボールをまたいだだけでもラックとなります。
ラックアンプレアブル
ラックでボールが出ない状況。再開はレフリーが優勢と判断したチームのボールでスクラム。
ラッチ(ラッチジング)
ボールキャリーしている選手に味方選手がジャージーに手を掛けてバインドしている状態のこと。
味方選手に1人の選手がバインドしてキャリーすることはOKだが、2人以上バインドした状態でコンタクトするとフライングウェッジのペナルティとなります。
ランパス
選手が横に並んで、パスしながら走ることでトレーニングの定番となっています。
真夏の暑い中、何十本もやって、トラウマになっている選手もいます。高校のラグビー部の夏合宿の締めは、全員でのランパスが定番です。
リーグラグビー
1895年、ラグビーとサッカーが分かれた際、ラグビーはアマチュアの15人制ラグビー「ユニオン」と、プロ化を進めた13人制ラグビー「リーグ」に分かれました。
13人制ラグビーでは、スクラムは形だけで、タックルで4回相手を倒すと攻撃権が相手に移るというルールがありました。
そのためリーグ出身の選手はタックルが上手く、リーグのディフェンスシステムがユニオンにも導入されることがあります。
リサイクル
ボールをアタックして継続すること。
最近のアタック戦術では、ゲインベースではなく、リサイクルベースで相手を崩すことが重要です。
ルーティーン
「決まった手順、所作」
レイトタックル
相手がボールを放った後、遅れてタックルする反則。相手にはペナルティキックが与えられます。
レッドカード
非常に悪質で危険な反則、または2枚目のイエローカードを受けた際に示されるカード。
選手はその試合から退場となります。
ロスタイム
ケガ人の治療などでプレーが停止している時間。トップレベルの試合では時計も止まり、前後半40分が終わった後、プレーが中断したところで終了となります。
ロック(LO)
フォワード第2列のポジションでセカンドローとも呼ばれます。背番号「4」は左ロック、「5」が右ロック。
わ行
ワールドラグビー
1886年に設立された、世界のラグビーを統括する団体。国際大会の主催や世界ランキングの算出、ルールの変更などを決定しています。
ラグビーがオリンピックの競技として復帰し、7人制ラグビーが増加したことから、2014年には「IRB」(International Rugby Board/国際ラグビー評議会)から「ワールドラグビー」に名称変更し、ラグビーをより活気あるものにすることを目指しています。
本部はアイルランドのダブリンにあり、100を超える国が加盟しています。
ワラビーズ
ラグビーのオーストラリア代表の愛称。1991年と1995年の2回ワールドカップで優勝経験がある強豪国です。
ワラビーズという愛称は、1908年の英国と北米遠征時に付けられました。
当初、英国メディアは「ラビッツ」と呼ぼうとしましたが、オーストラリアがこれを承認せず、国の象徴である「ワラビー」(小型のカンガルー)に由来しています。
1980年代までは海外遠征時にのみ使用されていましたが、次第にトレードマークとなりました。なお、「カンガルーズ」は13人制ラグビーの愛称だったため使用されませんでした。
ワンフォーオールオールフォーワン
「1人はみんなのために、みんなは1人のために」という意味。もともとはアレクサンドル・デュマの「三銃士」(Les Trois Mousquetaires)に由来します。
海外のラグビー界ではあまり馴染みがないが、日本ではラグビーの精神を象徴する言葉として広く受け入れられています。
終わりに
ラグビー用語の解説はここまでです
これより先のラグビーの魅力については、ぜひご自身でプレーして確認なさってください
ラグビーは体力以上に精神力が必要となるスポーツですが
1年、2年とラグビーをプレーし続けるにつれ、ラグビー技術とともに
アナタの精神力も磨かれることでしょう
レッツエンジョイラグビー!