目次
- 1 フィギュアスケート用語集
- 2 あ行
- 3 か行
- 4 さ行
- 4.1 サルコウジャンプ
- 4.2 ザヤックルール
- 4.3 シットスピン
- 4.4 シニア
- 4.5 シュートザダック
- 4.6 ショートプログラム
- 4.7 シンクロナイズドスケーティング
- 4.8 新採点システム
- 4.9 軸足
- 4.10 ジャンプ
- 4.11 ジャンプコンビネーション
- 4.12 ジャンプシークエンス
- 4.13 ジュニア
- 4.14 女子シングル
- 4.15 ステップアウト
- 4.16 ステップシークエンス
- 4.17 ストローク
- 4.18 スパイラルステップシークエンス
- 4.19 スピン
- 4.20 スプレッドイーグル
- 4.21 スリーターン
- 4.22 スロージャンプ
- 4.23 全体練習
- 4.24 世界シンクロナイズドスケーティング選手権
- 4.25 世界ジュニアフィギュアスケート選手権
- 4.26 世界フィギュアスケート選手権
- 4.27 ソルダトワルール
- 5 た行
- 6 な行
- 7 は行
- 8 ま行
- 9 や行
- 10 ら行
- 11 わ行
- 12 A-Z
- 13 終わりに
フィギュアスケート用語集
フィギュアスケートは、その美しさ、技術的な難易度、芸術性により多くの人々を魅了しています
美しさと優美さだけでなく技術的な難しさを併せ持つ競技で
フィギュアスケーター達はより良い演技を見せるため・大会に勝つために日々努力しています
今回は、そんなフィギュアスケートの簡単な用語集をまとめてみました
「フィギュアスケートの用語ってどんなのがあるの?」
「フィギュアスケートのテレビ観戦してても解説が何言ってるかわからない」
そんな人は、ぜひこのフィギュアスケート用語集をご覧になっていってください
あ行
アイスダンス
アイスダンスは、フィギュアスケートの一種で、男女のペアが音楽に合わせて氷上でダンスをする競技です。
技術よりも芸術性やリズム感、表現力が重視され、リフトやジャンプは制限されています。
音楽と完全に一体化した動きは、まるで氷上のバレエのようで美しい。
アウトサイドエッジ
スケートのブレードが氷に接触する部分は、インサイドエッジとアウトサイドエッジの2つに分かれています。
アウトサイドエッジは、足の外側を使って滑ることを指します。
エッジの使い方一つで演技に大きな違いが出るのは、フィギュアスケートの奥深さを感じさせます。
アクセルジャンプ
アクセルジャンプは、フィギュアスケートのジャンプの一つで、前向きに踏み切り、空中で1回転半以上をするジャンプです。
他のジャンプに比べて半回転多く、難易度が高いとされます。
アクセルジャンプの成功は勇気と技術の象徴のようで、いつ見ても心を打たれます。
アップライトスピン
アップライトスピンは、スケーターが直立した姿勢で回転するスピンのことを指します。
バリエーションには基本的な立ちポーズから、手を広げたり、足を持ち上げたりするものまで様々あります。
シンプルながらもスピード感と美しさが共存するスピンは、氷上の魔法のようです。
アラビアン
アラビアンは、フィギュアスケートのジャンプの一種ではなく、むしろフィギュアスケートの演技やアイスショーで見られるアクロバティックな要素です。
前方に半回転しながらジャンプする動作で、特にショーやエキシビションで観客の注目を集めます。
アラビアンの華麗なる飛び技は、フィギュアスケートの創造性とアーティスティックな魅力を高めています。
イナバウアー
イナバウアーは、膝を曲げて背中を後ろに反らせながら滑るポーズで、美しい姿勢と柔軟性が求められます。
この動きは、ドイツのフィギュアスケーター、クリスティーネ・イナバウアーにちなんで名付けられました。
イナバウアーは、氷上での優雅さと力強さが融合した瞬間を捉える、息をのむような美しさを持っています。
インサイドエッジ
インサイドエッジは、スケートのブレードが氷に接触する際に足の内側を使って滑ることです。
アウトサイドエッジと対をなし、スケーティングの基本となる要素です。
インサイドエッジの滑りは、スケーターの安定感と流れるような動きの基礎を作り、見ていて心地よい。
エッジ
エッジとは、スケートのブレードの両側、つまりインサイドエッジとアウトサイドエッジのことを指します。
エッジの使い方は、スケーティング技術の核心であり、ジャンプやスピン、ステップなどあらゆる動きに影響を与えます。
エッジのコントロールは、フィギュアスケートの美しさと技術の精度を左右する、非常に繊細で重要な技術です。
エレメンツ
エレメンツとは、フィギュアスケートの演技で評価される構成要素のことで、ジャンプ、スピン、ステップシークエンスなどが含まれます。
それぞれのエレメントは技術的な難易度と実行の質によって採点されます。
エレメンツの多様性とそれを高いレベルでこなすスケーターの能力は、フィギュアスケートの魅力を大きく高めます。
オーバーローテーション
オーバーローテーションは、ジャンプの着氷時に必要な回転数を超えて回転してしまうことを指します。
これは技術的なミスとみなされ、減点の原因になります。
オーバーローテーションは、スケーターが高い回転力を持っている証拠でもあり、コントロールの精度をさらに磨く必要性を示しています。
オープンストローク
オープンストロークは、フィギュアスケートにおいてスケーターが滑走を始める際に用いる基本的なストロークの一つです。
足を開いて推進力を得ることで滑り出す技術であり、滑りの基礎となります。
スケートの基本中の基本であるオープンストロークは、氷上での優雅な滑り出しを可能にする、見えない努力の証です。
オリジナルダンス
オリジナルダンス(OD)は、アイスダンス競技において2009-2010シーズンまで実施されていたプログラムの一つで、特定のリズムやテーマに基づいて創作されたダンスです。
2010-2011シーズンからはショートダンス(SD)に置き換えられました。
オリジナルダンスは、スケーターの創造性と表現力を見ることができる興味深い競技でした。
オリジナルプログラム
オリジナルプログラム(OP)は、特に現代のフィギュアスケート用語ではなく、過去に使用されていた場合がありますが、現在ではシングルやペアの競技で演じられるショートプログラム(SP)やフリープログラム(FP)といった用語が一般的です。
どの時代も、スケーターが自身の技術と表現力を最大限に発揮するためのプログラムがあり、それが競技の魅力を形成しています。
オリンピックフィギュアスケート競技
オリンピックフィギュアスケート競技は、冬季オリンピックのプログラムの一つで、男女シングル、ペアスケーティング、アイスダンスのカテゴリーがあります。
世界中から最高峰のスケーターが集まり、その技術と芸術性を競います。
オリンピックでは、フィギュアスケートが多くの人々に感動を与え、選手たちの夢や努力が詰まった瞬間が見られることは、本当に特別な体験です。
か行
回転不足
回転不足(アンダーローテーション)は、ジャンプの際に必要な回転数を満たしていないことを指します。
例えば、トリプルジャンプであれば3回転する必要がありますが、2.5回転程度で着氷してしまうと、回転不足と判断されます。減点対象です。
回転不足は技術的な課題の一つで、スケーターが乗り越えるべき難関の一つです。見事に克服した時の成長は、観る者にも大きな感動を与えます。
カウンターターン
カウンターターンは、滑走方向に対して体を外側に向けてエッジを切り替えるターンのことです。
この動作は、スムーズで流れるようなスケーティングに欠かせない要素の一つです。
カウンターターンは、スケーターの優れたエッジワークとバランス感覚を示す技術で、その滑らかさはまるで魔法のようです。
カップル
カップルは、ペアスケーティングまたはアイスダンスにおける男女のペアを指します。
二人が一緒に演技をすることで、単独では表現できない美しさや迫力が生まれます。
カップルによる演技は、信頼と調和の美を見ることができ、二人の絆が生み出す芸術性は本当に感動的です。
キスアンドクライ
キスアンドクライは、演技後にスケーターが採点結果を待つエリアのことで、喜びや失望の感情が表れる場所として知られています。
ここでの反応は、スケーターの人間性にも触れる瞬間です。
キスアンドクライでの瞬間は、競技の圧力のもとでの努力と情熱が垣間見え、観る者にも強い印象を残します。
キャッチフット
キャッチフットは、スピンやジャンプの際に片足で滑りながらもう一方の足を手で掴む動作のことを指します。
特にスピンでこの技を行うと、視覚的にも美しく、技術的な難易度も高まります。
キャッチフットは、スケーターの柔軟性と技術を同時に示す美しいポーズで、見る度にその美しさと難しさに驚かされます。
キャメルスピン
キャメルスピンは、片足で立ちながらもう一方の脚を体と平行に伸ばし、前傾姿勢を取りながら回転するスピンです。
このスピンは、スケーターのバランス感覚と柔軟性を示す美しい姿勢で知られています。
キャメルスピンは、氷上での優雅さと力強さが同居する美しいポーズで、見る人を魅了します。
クアドルプル(四回転ジャンプ)
クアドルプルジャンプは、空中で4回転するジャンプで、フィギュアスケートの技術的な進歩を象徴するものです。
非常に高い技術と体力を要求され、男子シングル競技の主要な要素となっています。
クアドルプルジャンプは、人間の限界に挑む勇気と技術の結晶であり、その成功はいつ見ても息をのむ美しさがあります。
クロスオーバー
クロスオーバーは、スケートの滑走技術の一つで、カーブを描きながら速度を増すために片足をもう一方の足の前に交差させて蹴り出す動作です。
この技術は、スピードを保ちながら滑るために不可欠です。
クロスオーバーは、滑る楽しみとスピード感を高める基本的なスキルであり、その流れるような動きは氷上のダンスのようです。
国際スケート連盟(ISU)
国際スケート連盟(International Skating Union, ISU)は、フィギュアスケート、スピードスケート、ショートトラックスピードスケートの国際競技を統括する組織です。
フィギュアスケートにおけるルールの制定、国際大会の開催などを行っています。
国際スケート連盟は、スケートスポーツの発展と公正な競技の実施を支える重要な役割を担っており、その努力がスポーツの国際的な魅力を高めています。
国内選手権
国内選手権は、各国で開催されるフィギュアスケートの最高峰の競技会で、国内のトップスケーターがその年の国内チャンピオンの座を争います。
この大会は、オリンピックや世界選手権への出場権をかけた重要な選考会となる場合もあります。
国内選手権は、若い才能が輝き、将来のスターが誕生する場であり、その熱戦はスケートファンにとって年間を通じて最も期待されるイベントの一つです。
コンパルソリーダンス
コンパルソリーダンスは、アイスダンス競技で以前行われていた部分で、すべての競技者が同じダンスパターンを演じ、その正確性と技術を競い合います。
これはアイスダンスの基本的なステップとリズムを評価するためのものでした。
コンパルソリーダンスは、アイスダンスの基礎技術とリズム感の重要性を教えてくれる競技で、ダンサーたちの細かな技術差が明らかになる興味深いものでした。
コンビネーション
コンビネーションは、フィギュアスケートでジャンプやスピンを連続して行うことを指します。
ジャンプの場合は、着氷後すぐに次のジャンプに移ることで高い技術と連続性が求められます。
コンビネーションはスケーターの技術的な能力と精神的な集中力を同時に試す要素であり、成功時の爽快感は観る者にも伝わってきます。
コンビネーションスピン
コンビネーションスピンは、異なるポジションや足を変えて行う複数のスピンを一つの連続した動作として演じることです。
このスピンでは、スケーターはバリエーションと持続性を示す必要があります。
コンビネーションスピンは、スケーターの柔軟性、バランス、そして創造性を見ることができる魅力的な要素で、その複雑さと美しさにはいつも驚かされます。
さ行
サルコウジャンプ
サルコウジャンプは、後ろ向きに踏み切り、空中で回転し、同じ足で着氷するジャンプです。
このジャンプは、フィギュアスケートの基本的な4つのジャンプの一つで、その名前は発明者のウルリッヒ・サルコウに由来します。
サルコウジャンプの滑らかな踏み切りと着氷は、スケーターの技術力の高さを示し、見ているだけで心が躍ります。
ザヤックルール
ザヤックルールは、フィギュアスケートの競技において、同じジャンプをプログラム内で2回以上行う場合、2回目以降は異なる組み合わせである必要があるというルールです。
このルールは、技術の多様性と創造性を促すために設けられています。
ザヤックルールは、スケーターに多様なスキルを披露する機会を与え、プログラムに緊張感と戦略性をもたらします。
シットスピン
シットスピンは、片脚でスピンをしながらもう一方の脚を前に伸ばし、膝を曲げて座ったような姿勢をとるスピンです。
このスピンは、スケーターのバランス感覚と脚力を試します。
シットスピンは、その安定した低い姿勢とスピードが魅力的で、スケーターの体力と技術の高さを感じさせます。
シニア
シニアは、フィギュアスケートにおける年齢やレベルに応じたカテゴリーの一つで、一般的に最高峰の競技レベルを指します。
シニアレベルの選手は、国際大会やオリンピックで競い合うトップクラスのスケーターです。
シニアカテゴリーの競技は、フィギュアスケートの真髄を見ることができる場であり、その技術と美しさには常に感動します。
シュートザダック
シュートザダック(またはスプレッドイーグル)は、両足を前後に開き、両脚のエッジを使って滑る動きです。
このポーズは、スケーターの柔軟性とバランスを要求され、視覚的にも非常に印象的なエレメントです。
シュートザダックは、スケーターの優雅さと力強さを同時に示す美しい技で、氷上のアートとも言えるでしょう。
ショートプログラム
ショートプログラムは、フィギュアスケート競技の一部で、選手が義務付けられた要素(ジャンプ、スピン、ステップシークエンス)を短いプログラム内で披露するものです。
この段階で高い技術と表現力が要求され、全体の競技での成績に大きく影響します。
ショートプログラムは、スケーターの精密な技術と芸術性が凝縮された形で表現される、緊張感溢れる見せ場です。
シンクロナイズドスケーティング
シンクロナイズドスケーティングは、多数のスケーターが一斉に動きを合わせて演技を行う団体競技です。
一体感、正確なフォーメーション、リズム感が重要で、チームワークが評価の鍵となります。
シンクロナイズドスケーティングは、個々の技術を超えた美しい調和と統一感が魅力で、見る者を魅了します。
新採点システム
新採点システム(International Judging System, IJS)は、以前の6.0システムに代わり導入された採点システムで、より公正で詳細な評価を目的としています。
技術点(TES)と構成点(PCS)に分けて評価し、より細かい要素ごとの得点を出すことが可能です。
新採点システムは、フィギュアスケートの採点を透明性が高く、理解しやすいものに変え、競技の公平性を高めました。
軸足
軸足とは、ジャンプやスピンを行う際に主に体重を支える足のことを指します。
軸足の安定性が技術の成功に直結し、その制御はスケーターの基本技術の一つです。
軸足の使い方一つで演技の品質が大きく変わるため、その重要性とスケーターの訓練の厳しさを物語っています。
ジャンプ
ジャンプは、フィギュアスケートの最も華やかな技の一つで、空中での回転を伴うものが主です。
トウループ、サルコウ、ルッツ、フリップなど、様々な種類があり、技術的な難易度と美しさで評価されます。
ジャンプは、フィギュアスケートの興奮と美を象徴する技であり、完璧なジャンプはいつ見ても心を奪われる瞬間です。
ジャンプコンビネーション
ジャンプコンビネーションとは、着氷せずに連続して2つ以上のジャンプを実行することです。
これはフィギュアスケートにおいて高い技術と体力を要求される要素で、演技の難易度と得点を大きく左右します。
ジャンプコンビネーションは、スケーターの勇気と練習の成果が試される瞬間であり、成功時の興奮は格別です。
ジャンプシークエンス
ジャンプシークエンスは、2つ以上のジャンプを組み合わせるが、間にステップや他の動作が挟まれるものです。
コンビネーションと比べて連続性は少ないものの、技術的な多様性と表現力を見せることができます。
ジャンプシークエンスは、スケーターの創造性と技術の幅を示す興味深い要素で、プログラムに豊かなバリエーションをもたらします。
ジュニア
ジュニアは、フィギュアスケートにおける年齢や経験に基づくカテゴリーで、シニアに次ぐレベルです。
若い才能が競い合い、国際大会で経験を積みながら成長していくステージです。
ジュニアカテゴリーの競技は、将来のスターたちがその才能を開花させる場であり、彼らの成長と情熱は非常に鼓舞されます。
女子シングル
女子シングルは、フィギュアスケートの競技カテゴリーの一つで、女性スケーターが個人で演技を行います。
技術と芸術性を兼ね備えたプログラムが求められ、ジャンプ、スピン、ステップなどの要素を含みます。
女子シングルの競技は、スケーターの個性と技術が光る瞬間であり、その美しさと力強さにはいつも感動します。
ステップアウト
ステップアウトは、ジャンプの着氷後にバランスを崩して余計なステップを踏んでしまうことを指します。
これは演技の流れに乱れを生じさせ、採点上の減点対象となります。
ステップアウトは、スケーターが高い技術を目指す過程での小さなつまずきであり、その克服が彼らの成長に繋がります。
ステップシークエンス
ステップシークエンスは、フィギュアスケートで演じられる一連の複雑な足の動きとターンで構成される部分です。
音楽に合わせて滑りながら、スケーターはリズム感と技術を披露します。
ステップシークエンスはプログラムの中でも特に表現力が光る部分で、スケーターの個性が最も際立つ瞬間です。
ストローク
ストロークは、スケートの基本的な動きで、スケーターが氷上を滑るための推進力を得るために使用します。
脚を交互に動かしながら滑ることで、速度を増すことができます。
ストロークの滑らかさはスケーターの基礎技術の良し悪しを示し、その美しさはシンプルながらも見る人を魅了します。
スパイラルステップシークエンス
スパイラルステップシークエンスは、一本の脚で滑りながらもう一本の脚を高く持ち上げて体を伸ばすポーズを取り入れたステップシークエンスです。
この動きは特に女子シングルで見られ、優雅さと柔軟性を示します。
スパイラルステップシークエンスは、スケーターの優雅さと技術力を同時に魅せる美しいエレメントで、観る者を魅了します。
スピン
スピンは、フィギュアスケートで一箇所に留まりながら高速で回転する動きです。
アップライトスピン、シットスピン、キャメルスピンなど、さまざまな種類があり、バリエーションに富んでいます。
スピンの中には、驚異的な回転速度とバランスが求められるものが多く、スケーターの集中力と技術の高さを感じさせます。
スプレッドイーグル
スプレッドイーグルは、スケーターが両足を前後ではなく左右に大きく開きながら滑る技術です。
この動きは、エッジコントロールの優れたバランスと柔軟性を必要とします。
スプレッドイーグルは、スケーターの優れたバランス感覚とエッジワークの美しさを見せるポーズで、氷上のアートのようです。
スリーターン
スリーターンは、スケートのエッジを使って氷上で「3」の形を描きながら方向転換を行う基本的なスケーティング技術です。
この技術は、滑走中の方向転換や複雑なステップシークエンスの構成に不可欠です。
スリーターンの習得はスケーターにとって大きな節目であり、氷上での自由度と表現の幅を大きく広げます。
スロージャンプ
スロージャンプは、ペアスケーティングにおいて、一方のパートナー(通常は男性)がもう一方のパートナー(女性)を空中に投げ上げ、女性がジャンプを行い着氷する技です。
この技術はペアの協調性と力強さを示し、演技のハイライトの一つとなります。
スロージャンプはペアスケーティングの魅力を最大限に引き出し、その迫力と美しさで観客を魅了します。
全体練習
全体練習は、大会前に行われる公式練習のことで、参加スケーター全員がコースを使用して演技の確認を行います。
この時間は、競技場の氷の感触を確かめたり、他の選手の演技を見たりする貴重な機会です。
全体練習は、競技前の緊張感を和らげ、最終調整を行う重要なステージであり、選手たちの集中力が試されます。
世界シンクロナイズドスケーティング選手権
世界シンクロナイズドスケーティング選手権は、シンクロナイズドスケーティングの最高峰の国際大会です。
世界中からトップチームが集まり、団体での協調性や技術、表現力を競います。
世界シンクロナイズドスケーティング選手権は、チームワークの美と精度の極みを見せる舞台であり、その一体感と華やかさは圧巻です。
世界ジュニアフィギュアスケート選手権
世界ジュニアフィギュアスケート選手権は、ジュニアレベルの選手が世界一を目指して競う国際大会です。
将来のスター選手たちが国際舞台で輝きを放つ機会であり、技術と表現力の高さが試されます。
世界ジュニアフィギュアスケート選手権は、若き才能が溢れる競技の未来を感じさせ、彼らの情熱と成長は非常に励みになります。
世界フィギュアスケート選手権
世界フィギュアスケート選手権は、フィギュアスケートで最も権威のある年間国際競技会の一つで、世界各国からトップスケーターが集まり、男女シングル、ペア、アイスダンスの各カテゴリーで世界チャンピオンの座を競います。
この大会は技術的な水準が非常に高く、スケーターのキャリアにおいて重要な位置を占めています。
世界フィギュアスケート選手権は、スケーターたちの夢と情熱が結集する場であり、彼らの壮絶な努力と芸術性が光る最高峰の競技会です。
ソルダトワルール
ソルダトワルールとは、フィギュアスケートのジャンプに関するルールの一つで、選手がプログラム内で同じジャンプを複数回実施する場合、少なくとも一つは異なるジャンプとのコンビネーションまたはシークエンスの形で行う必要があると定めるものです。
このルールは、プログラムの多様性と創造性を促進する目的で設けられました。
ソルダトワルールは、スケーターに多様な技術を披露する機会を与え、単調なジャンプの連続を避けることで競技の魅力を高める役割を果たしています。
た行
ターン
フィギュアスケートにおいて、ターンはスケーターが氷上で方向を変える基本的な動作の一つです。
これには、体重の移動やエッジの変更が伴います。ターンは技術の正確さや流れの美しさを示す重要な要素であり、プログラム全体の印象を大きく左右します。
ターンの美しさはフィギュアスケートの魅力の一つであり、スケーターの技術レベルや芸術性を高める上で欠かせない要素です。
男子シングル
男子シングルは、フィギュアスケートの4つの主要な競技カテゴリーの一つで、個々の男性スケーターが演技します。
技術と芸術性を兼ね備えたプログラムを通じて、ジャンプ、スピン、ステップなどの要素を披露します。
男子シングルは、高難度のジャンプと表現力豊かな演技で知られ、常に観客を魅了し続けるカテゴリーです。
チート
チートは、フィギュアスケートにおいて、ジャンプの回転が不完全であることを指します。
ジャンプの着氷時に回転が十分でない場合、それは「チートされた」と評価され、採点に影響を与えます。
チートされたジャンプは技術的な精度を欠くため、スケーターは完璧な回転を目指して練習に励む必要があります。
チョクトーターン
チョクトーターンは、氷上でのエッジの変更を伴うターンの一種で、片足で実行されます。
このターンでは、インエッジからアウトエッジへ、またはその逆へと体重が移動します。
チョクトーターンの滑らかさは、スケーターのエッジコントロールの優れた指標であり、技術の洗練度を示します。
ツーフット
ツーフットは、両足が氷に触れている状態を指します。
この用語は、ジャンプの着氷時に両足が同時に氷に触れることがある場合に使われることが多いです。
ツーフット着氷は技術的なミスと見なされることがあり、スケーターは一足での着氷を目指す必要があります。
トゥイズル
トゥイズルは、片足のつま先を氷につけて回転する動作です。
スピンやステップシークエンスの中で見られ、技術的な難易度と芸術性を加える要素となっています。
トゥイズルはフィギュアスケートの華やかさと技術の融合を象徴する動作であり、観客を魅了します。
トウ
フィギュアスケートにおける「トウ」は、スケート靴の先端にある突起部分を指します。
この部分を氷に突き刺して推進力を得たり、ジャンプの際に助走として使用したりします。
特にトウループやフリップ、ルッツなどのジャンプで重要な役割を果たします。
トウを使いこなす技術は、ジャンプの成功に直結します。精密なトウの使い方は、スケーターの技術力の高さを示すと同時に、華麗なジャンプを可能にします。
トウループジャンプ
トウループジャンプは、フィギュアスケートのジャンプ技の一つで、トウ(スケート靴の先端部分)を氷に突き刺して踏み切ることで回転を開始します。
このジャンプは一般的に、右足のトウで踏み切り、空中での回転後に同じ足(右足)で着氷します。
トウループは技術的な正確さと回転の速さが求められるジャンプで、シングルからクワド(4回転)まで、様々な難易度が存在します。
トウループジャンプはフィギュアスケートの基本的なジャンプの一つであり、その完璧な実行は観客にとっても大きな魅力です。
スケーターが空中で見せる流れるような回転は、フィギュアスケートのダイナミックな美しさを象徴しています。
な行
は行
バックフリップ
バックフリップは、フィギュアスケートにおいて公式の競技会で認められていないジャンプの一種です。
この動作は、スケーターが後方に宙返りをするもので、非常に高度な体力と技術を要します。
バックフリップは主にショーやエキシビションで披露されることが多く、競技ルール上ではペナルティの対象になることがあります。
バックフリップはその迫力と美しさで観客を魅了する特別な技ですが、競技会では見ることができないのは少し残念です。
しかし、安全性の観点からルールが設けられているのは理解できます。
パーソナルベスト
パーソナルベストとは、スケーターが自身のキャリアの中で記録した最高得点を指します。
この得点は、技術的要素と演技構成点(PCS)の合計によって決定され、競技会ごとにスケーターの成績を比較する基準となります。
スケーターにとってパーソナルベストの更新は大きな目標であり、その達成は彼らの成長と努力の証です。
観客としても、スケーターのパーソナルベスト更新の瞬間に立ち会えるのは感動的です。
パンク
フィギュアスケートにおいて「パンク」は、スケーターが演技中に大きなミスを犯すことを指します。
例えば、ジャンプの失敗や転倒などがこれに該当します。
パンクは得点に大きく影響し、特に緊張の高まる大会でのパフォーマンスにおいては、スケーターにとって大きな精神的な試練となります。
パンクは誰にでも起こり得ることであり、スケーターがこれを乗り越える強さもまた、フィギュアスケートの魅力の一つです。
ビールマンスピン
ビールマンスピンは、片足でスピンをしながらもう一方の足を頭上高く持ち上げて行うスピンです。
このスピンは非常に柔軟性が求められ、特に女子スケーターによって頻繁に披露されます。
ビールマンスピンは視覚的に非常に印象的で、演技のクライマックスとして用いられることが多いです。
ビールマンスピンはフィギュアスケートの美しさとアスリートとしての能力の両方を象徴する技であり、これを完璧にこなすスケーターの姿は圧巻です。
フィギュアスケート競技会
フィギュアスケート競技会は、スケーターが自らの技術と芸術性を披露し、審査員による厳しい採点を受ける場です。
これらの競技会は地方、国内、国際レベルに及び、オリンピックや世界選手権などの大きなイベントが特に注目されます。
競技は男子シングル、女子シングル、ペアスケーティング、アイスダンスの4つの主要カテゴリーに分かれています。
フィギュアスケート競技会は、スケーターが長年の練習と献身を披露する場であり、その緊張感と感動は、観る者にとっても忘れられない体験となります。
フライングスピン
フライングスピンは、ジャンプ入りのスピンの一種で、スケーターが空中に跳び上がってからスピンを開始します。
このスピンは技術的な難易度が高く、視覚的にも非常に魅力的です。フライングスピンは、その入り方、スピード、姿勢、出口の滑らかさなど、多くの要素で採点されます。
フライングスピンはフィギュアスケートの中でも特にスリリングな要素の一つで、スケーターのアスレチシズムと技術を見事に示します。
フリースケーティング
フリースケーティングは、フィギュアスケート競技の一部で、スケーターが音楽に合わせて自由な構成で演技を行う部門です。
技術的なジャンプ、スピン、ステップシーケンスなどを含む複雑なルーティンが求められ、芸術性と表現力が特に重視されます。
フリースケーティングはフィギュアスケートの魂とも言える部門で、スケーターの技術と個性、音楽との調和が見事に融合した演技は、常に観客を魅了します。
フリーダンス
フリーダンスは、アイスダンス競技におけるプログラムの一つで、カップルが自由な構成で音楽に合わせて演技を行います。
この部門では、技術的な要素とともに、ダンスの表現力、リズム感、相互の調和が重視されます。
フリーダンスはアイスダンスの醍醐味を存分に味わえるプログラムで、スケーターの間の深い絆と美しい動きが観客を魅了します。
フリーレッグ
フリーレッグはフィギュアスケートにおいて、演技中に氷に触れていない足のことを指します。
ジャンプの踏み切りや着氷、スピン、ステップシーケンスの際に、バランスを取るためや美しい姿勢を作るために重要な役割を果たします。
フリーレッグの位置や動きは、演技の美しさや技術の正確さに大きく影響します。
フリーレッグはフィギュアスケートの演技を格調高く見せるための重要な要素であり、スケーターのバランス感覚と表現力の見せ所です。
フリップジャンプ
フリップジャンプはフィギュアスケートの基本的なジャンプの一つで、氷の上でのトウを使った踏み切りから回転を始めるジャンプです。
このジャンプは主に右足のトウで踏み切り、空中で複数回転した後に同じ足で着氷します。
フリップジャンプはその難易度と実行の美しさから、演技のハイライトとなることが多いです。
フリップジャンプはフィギュアスケートの中でも特に難易度の高い技の一つであり、成功時の爽快感は観る者にも伝わる魅力があります。
フルッツ
ルッツジャンプのこと、フルッツは軸足がインサイドエッジのまま踏み切る
ブラケットターン
ブラケットターンは、フィギュアスケートのエッジワークの一種で、氷上での足の動きが文字の「く」の形に似ていることからこの名前がつけられました。
このターンは、スケーターが片足で氷上を滑りながら、インエッジからアウトエッジへ、またはその逆へとエッジを変える高度な技術を要する動作です。
ブラケットターンはフィギュアスケートの技術的な美しさを象徴する要素の一つであり、滑らかな実行は観る者にとっても非常に魅力的です。
ブレード
フィギュアスケートのブレードは、スケート靴の下部に取り付けられた金属製の刃です。
このブレードには、滑走やターン、ジャンプなどの動作を可能にするための特別な設計が施されています。
ブレードの形状は、エッジの鋭さや曲線、ピックの配置など、スケーターのパフォーマンスに大きく影響します。
スケートのブレードは、フィギュアスケートの技術的な側面で非常に重要な役割を果たします。適切なブレードの選択と維持は、スケーターが最高のパフォーマンスを発揮するために不可欠です。
プロフェッショナル
フィギュアスケートにおける「プロフェッショナル」は、アマチュアステータスを超えてスケートを職業としている選手や指導者を指します。
プロフェッショナルスケーターは、ショーやエキシビション、プロの競技会に出場し、スケート教育や振付けなどの分野で活動することがあります。
プロフェッショナルスケーターは、フィギュアスケートの世界でその技術と芸術性を追求し続けることで、スポーツの美しさと魅力を広める重要な役割を担っています。
ペア
フィギュアスケートの「ペア」は、男女一組のスケーターが一緒に演技をする競技カテゴリーです。
ペアスケーティングでは、リフト、スロージャンプ、デススパイラル、ペアスピンなどの固有の要素を含む複雑で協調性のあるルーティンが特徴です。
ペアスケーティングは、二人のスケーター間の息の合った動きと強力な技術が見事に融合した競技で、その迫力と美しさで観客を魅了します。
ポップ
フィギュアスケートにおける「ポップ」は、スケーターがジャンプを試みるものの、完全な回転を行わずに半ばで諦めてしまうことを指します。
これは技術的な失敗と見なされ、採点上ペナルティの原因となります。
ポップはスケーターにとって心理的な挑戦を表すことがあり、この問題を克服することは、競技における成長と進歩の重要な一歩です。
ま行
巻き足(マキアシ)
巻き足は、スケーターが片足で氷上を滑りながら、もう一方の足を氷上につけずに体の前や後ろ、または横に巻きつける動作を指します。
この技術は、スピンやジャンプの入り方、あるいはステップシークエンスの中で見ることができます。
美しさとバランスが要求され、演技の洗練度を高める要素となります。
巻き足はフィギュアスケートの美しさを象徴する動きの一つです。
氷上での優雅さとバランスの取れた体のコントロールを同時に示すこの技術は、観る人を魅了します。
ミラースケーティング
ミラースケーティングは、二人のスケーターが互いに向かい合ったり、横並びになったりしながら、鏡像のように同じ動きをすることを指します。
特にペアスケーティングやアイスダンスでよく見られる技術で、同期の取れた動きが求められます。
完璧なミラースケーティングは、技術的な精度だけでなく、表現力の面でも評価されます。
ミラースケーティングは、スケーター間の強い絆と相互理解を感じさせる素晴らしい技術です。
互いの動きを正確に反映させることで、氷上の芸術性と調和を極めています。
モホークターン
モホークターンは、スケートの向きを変えるために使われる基本的なターンの一種です。
片足からもう一方の足に重心を移し替える際に、両足が一瞬同時に氷上についている状態になります。
このターンは、前向きから後向きへ、またはその逆への移行に用いられ、フィギュアスケートのプログラム内で流れるような動きを作り出すために欠かせません。
モホークターンは、スムーズで自然な動きの中でスケーターの技術力を見せる基本的な要素です。
見た目のシンプルさに反して、正確な実行は高い技術と練習が必要とされ、スケーターの基礎力のバロメーターとも言えます。
や行
ユニゾン
ユニゾン(Unison)は、特にペアスケーティングやアイスダンスで用いられる用語で、二人のスケーターが同時に、同じ動きを完璧に同期させて行うことを指します。
これは、ジャンプ、スピン、ステップシークエンスなど、あらゆる要素において、動きの一致が求められます。
ユニゾンの良し悪しは、ペアの相互理解、技術力、練習の成果が如実に反映され、演技全体の質を大きく左右します。
ユニゾンでの演技は、二人のスケーターが一つになっているかのような美しさを生み出します。
この見事な同期は、氷上のバレエとも称され、見る者に深い感動を与えます。
ヨーロッパフィギュアスケート選手権
ヨーロッパフィギュアスケート選手権は、ヨーロッパのフィギュアスケート選手による年間の競技会です。
この大会は、世界フィギュアスケート選手権の前哨戦とも位置付けられ、シニアレベルの選手が参加資格を持ちます。
ヨーロッパ各国からトップスケーターが集まり、男女シングル、ペア、アイスダンスのカテゴリーで競います。
ヨーロッパフィギュアスケート選手権は、ヨーロッパの豊かなスケート文化と歴史を背景に持つ、非常にレベルの高い競技会です。
参加する選手たちは、世界選手権やオリンピックに向けての重要なステップとして、この大会での成績を非常に重視しています。
要素
フィギュアスケートにおける「要素」とは、スケートプログラムを構成する技術的な部分を指します。
これには、ジャンプ、スピン、ステップシークエンス、リフト(ペアスケーティングの場合)などが含まれます。
各要素は、技術的な難易度、実行の質、表現力などに基づいて採点され、全体の得点に大きく寄与します。
フィギュアスケートの要素は、スケーターの技術力と芸術性を測る基準です。
これらの要素を高いレベルでこなすことができるスケーターは、単に技術的に優れているだけでなく、演技を通して物語を語り、観客に感情を伝えることができます。
四大陸フィギュアスケート選手権
四大陸フィギュアスケート選手権(Four Continents Figure Skating Championships)は、アジア、アフリカ、アメリカ、オセアニアの四大陸の選手たちが競い合う国際フィギュアスケート大会です。この大会は1999年に始まり、ヨーロッパ外の国々のスケーターに、ヨーロッパ選手権と同様の競技の場を提供する目的で設立されました。
年に一度開催され、男女シングル、ペア、アイスダンスのカテゴリーがあります。
感想: 四大陸フィギュアスケート選手権は、ヨーロッパ以外の地域の才能あるスケーターたちにとって、自らの技術と芸術性を国際舞台で披露する絶好の機会です。
この大会は、世界中のフィギュアスケートの発展に貢献し、異なる文化背景を持つスケーターたちが一堂に会して競技することで、スポーツとしてのフィギュアスケートの魅力をさらに高めています。
また、世界選手権やオリンピックに向けた重要なステップとしても機能し、選手たちにとって貴重な経験を積む場となっています。
ら行
リップ
フィギュアスケートにおける「リップ」は、特定のジャンプを意図しているにも関わらず、別のジャンプとして実行してしまうミスを指します。
例えば、ルッツジャンプを跳ぼうとしているが、踏み切りがフリップジャンプのそれになってしまい、ルッツがフリップに「リップ」してしまう場合があります。
これは採点においてペナルティを受ける原因となり得ます。
リップは技術的な精度が求められるフィギュアスケートにおいて、スケーターの集中力と練習の重要性を思い起こさせます。
リフト
ペアスケーティングにおけるリフトは、男性スケーターが女性スケーターを氷上から持ち上げる技のことを言います。
リフトには様々なタイプがあり、それぞれに独自の技術と美しさがあります。
リフトの成功は、力、バランス、そして二人のスケーター間の信頼に依存しています。
リフトはペアスケーティングの最も息をのむような要素の一つであり、スケーター間の協調と信頼の美を見せてくれます。
ループジャンプ
ループジャンプは、片足のバックアウトサイドエッジから踏み切り、空中で回転して同じ足で着氷するジャンプです。
エッジから直接踏み切るため、他のジャンプよりも正確なエッジワークが求められます。
ループジャンプは、エッジのコントロールと空中での体の回転を見事に組み合わせた、エレガントなジャンプです。
ルッツジャンプ
ルッツジャンプは、バックアウトサイドエッジから踏み切り、空中で複数回転した後に着氷する難易度の高いジャンプです。
このジャンプはしばしばリップの原因となるジャンプであり、正確な踏み切りが非常に重要です。
ルッツジャンプはフィギュアスケートの中でも特に技術的な挑戦を象徴するジャンプであり、成功時の達成感は大きいです。
レイバックスピン
レイバックスピンは、スケーターが一方の足でスピンを行いながら、体を後ろに傾けて頭を後ろに落とし、美しい姿勢を作り出すスピンです。
このスピンは特に女性スケーターによってよく実行され、その美しさと優雅さで評価されます。
レイバックスピンは、フィギュアスケートにおける芸術性と身体能力の組み合わせを見事に示しており、観客を魅了する美しいポーズです。
ロッカーターン
ロッカーターンは、フィギュアスケートにおいて片足で行うターンの一種で、進行方向を変える技術です。
このターンは、氷上でのスケートのエッジ(刃の内側または外側)を利用して、前進から後進へ、またはその逆へと体を回転させます。
ロッカーターンは、進行方向の変更点でエッジが変わり、ターン前後で同じエッジ(内側か外側)を使います。
ステップシークエンスやコレオグラフィー内で滑らかな動きや方向転換を見せるのに使われます。
ロッカーターンは、スケーターの優れたエッジコントロールとバランス感覚を見せるエレガントな技術です。
このターンを滑らかにこなすスケーターを見ると、氷上での彼らの技術的な熟練度と芸術性が際立ちます。
ロングプログラム
ロングプログラム(フリースケーティングとも呼ばれる)は、フィギュアスケート競技で行われる2つのプログラムのうちの一つで、より長い時間(男子シングルとペアは最大4分半、女子シングルは最大4分)で演技します。
ロングプログラムでは、ジャンプ、スピン、ステップシークエンスなどの要素を組み合わせて、技術的な難易度と芸術性を競います。
このプログラムは、スケーターのスタミナ、表現力、技術的なスキルを総合的に評価するためのものです。
ロングプログラムは、スケーターが自らの技術と表現力を存分に発揮する舞台です。
演技の長さと要求される技術の多様性が、スケーターの真の力量を試す試練の場となります。
観客にとっては、スケーターの個性と創造性が輝く瞬間を楽しむことができる魅力的な部分です。
わ行
ワールド(世界選手権)
「ワールド」とは、フィギュアスケートの世界選手権(World Figure Skating Championships)の略称で、年に一度、世界各国のトップスケーターが集い、男女シングル、ペア、アイスダンスの各カテゴリーで競います。
この大会は、フィギュアスケートにおける最も権威あるイベントの一つであり、オリンピックと並んで最高峰の競技会と見なされています。
選手たちは、技術的なスキル、芸術性、演技の完成度を競い合います。
世界選手権は、フィギュアスケート界の夢の舞台であり、選手たちの才能、情熱、そして長年の努力が結晶する瞬間です。
ここでのパフォーマンスは、彼らのキャリアにおいて重要なマイルストーンとなることが多く、スポーツとしてだけでなく、芸術的な表現の場としても高く評価されます。
ワルツジャンプ
ワルツジャンプは、フィギュアスケートにおける基本的なジャンプの一つで、通常、初心者が学ぶ最初のジャンプです。
片足から飛び立ち、空中で半回転して反対の足で着地します。このジャンプは、より複雑なジャンプの基礎を築くために重要で、スケーターにジャンプの基本的な感覚を教えます。
ワルツジャンプは、そのシンプルさの中にも、フィギュアスケートの魔法の始まりを感じさせます。
この基本的なジャンプをマスターすることで、スケーターはより高度な技術への扉を開くことになります。初心者の大きな一歩として、その美しさと楽しさを提供します。
A-Z
ISU
ISUは、国際スケート連盟(International Skating Union)の略称です。
1892年に設立されたこの組織は、スピードスケート、ショートトラックスピードスケート、フィギュアスケート、シンクロナイズドスケーティングの国際競技を統括しています。
ISUは、ルールの策定、国際大会の組織、スケートスポーツの発展と普及を目的として活動しています。
ISUは、フィギュアスケートを含むスケート競技の品質と公平性を保つ重要な役割を担っています。
その指導のもと、スケートの世界は技術的な進歩とともに国際的な友情と交流を深めています。
ISUグランプリシリーズ
ISUグランプリシリーズは、フィギュアスケートのシニアレベルの国際競技会シリーズで、毎年秋に開催されます。
このシリーズは複数の大会から構成されており、世界中からトップスケーターが参加します。
シリーズの最終的な目標は、ポイントを積み重ねてグランプリファイナルに進出することです。
グランプリシリーズは、シーズンを通じてスケーターたちが世界中で競い合う機会を提供し、スポーツの魅力を世界に広めています。
ファンにとっては、お気に入りのスケーターを応援し、新しい才能を発見する興奮の源です。
ISUジュニアグランプリ
ISUジュニアグランプリは、フィギュアスケートのジュニアレベルの国際競技会シリーズで、ISUグランプリシリーズと同様に、世界中の若手スケーターが参加します。
このシリーズも複数の大会から成り、最終的にはジュニアグランプリファイナルに進出することを目指します。
ジュニアグランプリは、若い才能が世界舞台で輝く機会を提供し、彼らの成長と発展を促します。
将来のスターを早い段階で見ることができるのは、ファンにとっても大きな楽しみの一つです。
NJS(New Judging System)
NJS、または新採点システムは、2004年に国際スケート連盟(ISU)によって導入されたフィギュアスケートの採点方法です。
このシステムは、以前の6.0システムを置き換え、演技の技術的な要素(Technical Elements)とプログラムの構成点(Program Components)により詳細に分けて採点します。
技術点(TES)は、ジャンプやスピンなどの技術的要素の難易度と実行の質に基づき、構成点(PCS)は、演技力、振付、スケーティングスキルなどの芸術的側面を評価します。
新採点システムはフィギュアスケートに透明性と公正性をもたらし、スポーツの技術的、芸術的側面のどちらも重視するバランスの取れた評価を可能にしています。
これにより、スケーターとコーチはより具体的な目標に向かって努力できるようになりました。
PB(Personal Best)
PBは、Personal Bestの略で、フィギュアスケート選手が自身のキャリアの中で記録した最高得点を意味します。
PBは、ショートプログラム、フリースケーティング、そして両方を合わせた総合得点の三つのカテゴリーに分けられます。
選手は競技会ごとに自己ベストを更新することを目指し、PBは選手の成長と進歩のバロメーターとして機能します。
選手にとってPBの更新は、自己の技術的な向上と精神的な成長を示す重要なマイルストーンです。
これは彼らが正しい方向に進んでいることを証明し、今後のトレーニングと競技に向けたモチベーションを高めます。
Y字スパイラル
Y字スパイラルは、フィギュアスケートにおけるスパイラルシークエンスの一種で、選手が片足で滑りながらもう一方の足を頭の上高く持ち上げ、体が「Y」の形を描くようなポーズをとる技です。
このポーズでは、バランス、柔軟性、体のコントロールが重要となり、特に女性シングルスケーターによってよく演じられます。
Y字スパイラルは、フィギュアスケートの美しさと選手の柔軟性を際立たせる素晴らしい技です。
このポーズを完璧に決める際のエレガンスは、観客を魅了し、演技に芸術的な深みを加えます。
終わりに
フィギュアスケート用語集はいかがでしたか?
フィギュアスケーター達は単にリンク上を滑るだけでなく、巧みな表現力を駆使し
見るものを大いに楽しませてくれるパフォーマンスを見せてくれます
また、フィギュアスケートは歴史と伝統ある競技でもあります
国際的にも人気が高いスポーツです
このフィギュアスケート用語集で紹介した用語で
アナタのフィギュアスケート熱が高まれば幸いです