柔道用語集

柔道用語集

 

 

柔道は、嘉納治五郎が興した日本の武道です

オリンピック種目にもなっており、世界中で柔道の試合が催されています

 

日本では体育の授業にもなっている、日本の伝統武道「柔道」は

様々な技があり、技術に応じて帯の色が変わり、階級も制度化されています

 

このページでは、初心者の人がこれから柔道を始めるに当たって

知っておくべき用語の一覧を紹介しています

 

柔道用語が知りたい人は、ぜひ最後までご覧になっていてください

(用語を知っただけじゃ強くなれません。ご了承ください)

 

あ行

 

IJF

International Judo Federation(国際柔道連盟)は、柔道を統括する国際的な組織であり、本部はスイスに位置しています。

 

相四つ

相手の引き手が同じ手である状態を指します。

 

足技

柔道の技の一つで、大外刈のようなダイナミックな技から、出足払のようなテクニカルな技まで、非常に奥深い技術があります。

 

一本勝ち

投げ技の場合は相手を仰向けに倒すことで、締め技の場合は相手が参った際に一本勝ちとなります。

 

受け

稽古などで相手に技をかけられる側のことを指し、取り役との協力が必要です。

対戦相手との調和を保ちながら体勢を動かす必要があります。

 

受身

倒された際の姿勢や体勢を指し、柔道では叩きつけられることもあるため、しっかりと受身を取ることが重要です。

受身が確立されるまで無理な体勢での技の掛け合いは避けるべきです。

柔道初心者はまずは受け身の練習から行いましょう。

 

打ち込み

相手を投げる動作の練習を指します。

相手を用意して行うこともあれば、一人で行うこともあります。

ちなみに、漫画に出てくる柔道家は何故か皆、木にロープをくくりつけて背負投げの練習をします。

 

腕挫十字固

相手の腕を両足で挟み込み、寝ながら伸ばして固める技であり、格闘技でも使用される汎用的な固め技です。

 

抑え込み

相手を上から覆いかぶさるようにして押さえ込む寝技であり、講道館のルールでは20秒以上25秒未満で有効、25秒以上30秒未満で技あり、30秒で一本とされます。

 

柔道着の乱れを防ぐためのものです。黒帯は一流の武道家の証明!

頑張って黒帯を目指しましょう。

 

か行

 

階級

体重に基づいて分類されたカテゴリーで、ボクシングなどのスポーツで見られるように、軽量級から重量級までが存在します。

例えば、オリンピックの男子柔道では、60kg、66kg、73kg、81kg、90kg、100kg、100kg超などが階級に分けられています。

 

返し技

相手が仕掛けてきた技の力を逆手に取り、その技をかける技術のことです。

返し技を習得するには経験が必須!頑張ってタイミングを覚えましょう。

 

掛け

相手の姿勢を崩し、自分の有利な体勢で相手に技を仕掛けること。

または、そのような技の総称を指します。

 

肩車

手投げ技の一種で、相手を肩に担ぎ上げ、逆側に肩越しに落とす技のことです。

 

固め技

寝た状態で仕掛ける技の総称で、関節技や絞技、抑込技などが含まれます。

 

嘉納治五郎(かのうじごろう)

柔道の創始者であり、講道館で活動した人物です。

明治から昭和にかけて、日本において柔道やスポーツの普及に尽力しました。

 

関節技

相手の腕や肘を逆方向に制御して倒す技のこと。

関節技は総合格闘技やプロレスなど、他の格闘技でもよく使われます。

 

組み手

相手の柔道着をつかむ際の手の位置や使い方を指します。

 

黒帯

初段以上の段位を持つ者が巻くことができる柔道着の帯。

黒帯を巻くには強くなって、公式な認定試合で認められる必要があります。

 

袈裟固(けさがため)

相手の首を腕で抱えながら、相手の腕を制御して固める寝技。基本的な固め技の一つ。

初心者でもその日のうちに形を覚えられるので、まずはこの技と受け身を覚えましょう。

 

小内刈り(こうちがり)

相手の足の踵を払って倒す技。相手が足を踏み出す際のタイミングを狙って行われます。

足技は相手の体の動きをよく観察し、上手いことバランスを崩すように仕掛けます

 

講道館(こうどうかん)

日本における柔道の拠点で、嘉納治五郎によって創設され、現在は公益財団法人として運営されています。

 

腰技

投げ技の一種で、腰を活かして相手を投げる技のこと。大腰や払腰などが含まれます。

それなりのパワーが必要となるダイナミックな技です

 

さ行

 

座礼

座りながら相手に敬意を表す行為であり、相手に対する尊重の意を示す姿勢。

 

試合時間

講道館ルールとIJFルールでは異なり、講道館ルールでは3分から20分まで延長が認められる一方、IJFルールでは試合時間が4分と定められています。

 

自護体(じごたい)

相手の技を防ぐための構え姿勢で、両足を広げ、両ひざを曲げて腰を落とし、体の重心を低く保つ状態を指します。

理想的な状態では、体に均等に力がかかります。

 

指導

消極的な試合運びや相手に危害が加わるような行為が行われた際に与えられるペナルティのことであり、2回繰り返すと有効となり、3度繰り返すと技ありが相手に入り、4度繰り返すと反則負けとなります。

 

絞技

相手の急所である頚動脈などを固め、相手に降伏を迫る技術。逆十字絞り、片手絞り、送襟絞り、両手絞り、三角絞りなどがあります。

危険な技なので練習で使うのは程々にしましょう。

 

ジュリー制度

審判委員が審判を監督する制度であり、誤審を防ぐことがその目的です。

 

昇段

段位を上げることであり、昇段試験を受験して合格すれば、段位が上がることが認められます。

 

すり足

足を畳から離さずに移動する足の動きのことで、その動きが擦るような感じであることからこの名前がついています。

 

背負投げ

相手の腕を掴んでそのまま相手を自分の腰の上に持ち上げて投げる技のことで、柔道において花形とされる投げ技です。

 

全日本柔道選手権大会

毎年春に開催される、柔道の無差別級で日本一を決めるトーナメント大会。

 

それまで

審判が試合終了を宣告する合図のこと。

 

 

た行

 

立ち技

立った状態で相手にかける技のこと

 

段級位制

講道館柔道における階級制度で、帯の色で階級を区別する。

13歳以上の青年部では、四級以下が白帯、三級から一級が茶帯、初段から五段が黒帯、六段から八段が紅白帯、九段から十段が紅帯となっている。

 

作り

相手の体に揺さぶりをかけて崩し、自身の技が決まりやすい姿勢や体勢を作り出すこと

 

手技

手を使用して相手を投げる技のこと

 

道場

武道を練習する場所や施設のこと

練習する場所があることに感謝の気持ちを持ち、使わせてもらえることに礼を示しましょう。

 

取り

稽古などの際に相手に技をかける側のこと。

相手となる受け役と歩調を合わせて体勢を動かす必要があります。

 

 

な行

 

寝技

柔道の寝技は、相手が地面に寝た状態のときに行われる技術やテクニックを指します。

これらの寝技は、相手を固めたり関節を極めたりして、相手を降伏させることを目的とします。

柔道では、投げ技だけでなく、寝技も非常に重要であり、バランスの取れた柔道家は寝技も巧みに使える必要があります。

 

寝技にはいくつかの種類があり、主なものには以下のようなものがあります

 

固技(抑込技): 相手の体を押さえ込んで、指定の時間以上動けないようにする技。

講道館のルールでは20秒以上25秒未満で有効、25秒以上30秒未満で技あり、30秒で一本とされています。

 

絞技: 相手の首や急所に圧力をかけて相手を降伏させる技。

例えば、逆十字絞りや片手絞りなどがあります。

 

関節技: 相手の関節に圧力をかけて相手を降伏させる技。

例えば、肩車や袈裟固(けさがため)などがあります。

 

これらの寝技は柔道の試合で重要なポイントをもたらすことがあり、戦術やテクニックの幅を広げる一環となっています。

 

 

は行

 

引き手

柔道において相手を掴む際に、利き腕でない方の袖をつかむ手のこと。

 

ま行

 

参った

寝技や締め技などで相手に制され、逆転できず負けを認める際の合図や掛け声のこと。

 

真捨身技(ますてみわざ)

自分の体を後ろに倒しながら行う技の総称で、巴投や俵返などが含まれます。

 

待て

審判による一時的な試合の中断を指示する際の掛け声。

柔道着が乱れたり、流血などで試合の進行に支障が生じた場合に一旦整える必要がある際に用いられます。

 

 

や行

 

有効

かつては柔道におけるポイントの一つでしたが、ルール改正によりその概念は廃止されています。

 

ら行

 

乱取り

技を自由にかけ合う柔道の稽古の形態

 

礼に始まり礼に終わる

柔道における基本的な精神であり、主要な考え方。

戦いや試合前後に相手を尊重し、礼をして始まり礼で終わる。

 

立礼

立った状態で礼を行う行為

 

 

わ行

 

技あり

一本には至らないが、一定の有効技が成功した際に与えられるポイントのこと。

 

 

 

終わりに

 

 

柔道用語を紹介しましたが、どう感じられましたか?

 

柔道の用語を眺めただけではなかなかイメージが湧かなかったかもしれませんね

 

スポーツにも言えることですが、武道は特に、見るのとやるのとでは全然違います

柔道をこれからやってみたい人は、ぜひ色々な技を経験してみてください

 

これは初心者に向けたアドバイスですが、柔道は投げるだけじゃないく、受けも重要な技術です

きれいに技をかけられるだけじゃなく、ダメージを軽減させる受けの技術もぜひ磨いて言ってくださいね

 

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